理には適えど、意には適わぬ
第102話
どっかのなんかで見たんですが、
受験生における勉強の息抜き・気分転換として
もっとも理想的なのは、勉強なんだそうです。
勉強の息抜きが、勉強です。
ひどい話です。
それが言うことには、
今、趣味をするとかで気分転換をしようとしても
勉強のことが頭の中の大半を占め、上手に息抜きができない。
だったら今は勉強するだけで、
大学に行ったら思う存分遊べばいい
と。
理には適ってますさ。
理にはかなってますけど、
意には適ってないですよね(?)。
他に、
受験生の限ったことじゃなくても
こんな話もあります。
Q:やらなきゃいけないことがあるんですけど、やる気がでないんですけど、
どうしたらいいですか。
A:とりあえず始めてみましょう。
ひとたび始めてしまえば自然と集中でき、案外簡単に終わるものです。
こういうのですよ。
こういう、求めていることと違うことが返ってくる感じ。
もっとも良い勉強の息抜きを求めたら、「勉強」と返ってくる。
やる気が出ないなか始める方法を求めたら、「やってみろ」と返ってくる。
理には適えど、意には適わぬことなんです。
まあでも、逆に
意に適うことばっかり返ってきていたら
なんの論も進まないのでしょうけどね。
私たち人間は、意を凌駕する理を持っているから
ここまで進歩してきたのかもしれません。
な〜んて、スケールの大きいことを言ってみたところで、
今回は以上です。
短め。
最後まで読んでいただきありがとうございました。