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ダイエットじゃなかったわ

引っ越しを機に約8年通い続けたホットヨガ教室(A教室)を辞めて、新居から徒歩10分のホットヨガ教室(B教室)へ通い始めた。大手のホットヨガ教室であるだけに、コロナ渦であるもののどの時間帯も10名を超える人が来ていた。
A教室でも健康ドリンクやヨガウェアは販売していたが、一度も勧誘されることはなかった。アメリカから来日する先生がレッスンするイベントがたまに開催されていたが、その宣伝もレッスンの最初に「よかったら来てね」という程度。50日チャレンジみたいな、ヨガを継続してもらうキャンペーンは頻繁に行われていたように思う。
純粋にヨガをしに来てくれればいいよ~というノリだった。
そんなノリの教室から移ってきた私が、B教室に行ってとても戸惑ったのが
先生方の営業活動と、ダイエット・デトックスを促す食品・グッズのポスター。
先生方が出口を塞いで「これ飲んだことあります?」とか「今週まで2割引きなんで予約しましょうか?」とか。でも興味本位で酵素ドリンクの酵素の働きについて聞いてみたら、自分で調べてと言われてしまった。とにかく買って飲んだらわかるという感じなのだろうか。

先生方の営業活動に圧倒されて逃げるように教室を出た帰り道、
「あれ、私ダイエットのためにヨガしに来てるんだっけ?いや違う。身体の調子を見たり、リラックスしたり、調整したりするためだよね」
そう自問自答して、自己解決して翌週B教室を辞めた。

あやうくヨガを嫌いになるところだった。

様々な目的をもって人はヨガをする。
これという決まったものはない。
そのニーズや先生側の想いをもとに、教室づくりやレッスンを開催している。多種多様なものがある。
それだけヨガはキャパがあるのだ。
レッスンを受ける側は、そういうヨガのキャパシティに感謝しつつ、
自分はどういう目的でヨガをするのかを自覚して教室やレッスンを選ぶ必要がある。
自分の目的と合わないレッスンを選ぶと痛い目にあうから気をつけねばと感じさせられた出来事だった。

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