【感想】母影

読了感よりも 見返したくなる気持ちが高い作品
尾崎世界観さんらしさが存分に出てたと思った〜

クリープハイプの楽曲の特徴として「ダブルミーニング」があると思う
受け取る側の環境または状態によって 1つの言葉の意味合いが変わってくる
イトは糸なのか 意図なのか 歌う箇所で変わるのか
本書も「母影」と書いて「おもかげ」と読むところから伺えるが まさにダブルミーニングのオンパレードやった
それが音として入ってくる気がして 読み心地が良いなぁとも感じた

だから音楽を繰り返し聞くように
この小説は繰り返し読むことで違った感想を抱くのだろうか
1回目を読んで 中身の感想としては 暖かさより寂しさの方が勝っていたかもしんない
でもそれは登場人物の境遇が 自分とはかけ離れているせいで共感できる部分が少なかったからかもしれない
だからもう一度読んでみてどう思うか
それを確かめてみたい

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