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ある本との邂逅
偶然のように見えても、その時のタイミングで運命であるかのように出会わせてもらった本があります。
たまたま新聞で見た書評や、たまたまテレビやラジオをつけたときに紹介されていた本など。
「これ読んでみたい!」と、強く惹きつけられる本があります。運命的な本との出会いであると感じます。
その本は90%以上読んでみると良い本、読んでみて良かった本なんですね。
読みたい本が、たくさんあります。
まだ読んでいない本が、たくさん積まれています。
それらの本を通り越して、偶然目にした本を先に読んで、それが衝撃的に記憶に残る「何度も読みたい本」になっていることが多いのです。
その最たるものが、「竜馬がゆく」でした。
高校生のとき、深夜放送のラジオで紹介されていました。
その日は何気なくラジオを聴いていて、竜馬の話と「竜馬がゆく」の話になり、夢中で聴いていると「もうこれは絶対に読まなくてはいけない!」と、次の日にはもう書店に走っていました。
まるで、黒船が来たかのような衝撃でした。
その瞬間、そのタイミングで出会わせてもらった本というのは、人生の財産です。