なみちゃん A
人生において印象に残る人って何人くらいいるのだろう。最上位に残っているのは私にとっては3人くらいのなのであるが、その2ランクくらい下でもかなり印象に残っている。
その一人が「なみちゃん」である。多分私の6つくらい上の人。女の人ってみんあ人当たりいいんだなと思ったけど、なみちゃんはなみちゃんにしかない裏表のなさがあった気がする。
そういえばなんでなみちゃんを思い出したのだろう。まあ一番印象に残っているのは、バイトを辞める時に唯一遠方から声をかけてくれたからだろうか。
そろそろ時効だから書いていいと思うんだけどどうかな。問いかけてみる。まぁ大丈夫でしょ(笑)。ということでそんななみちゃんのお話。
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なみちゃんは感受性豊かな人
なみちゃんの最初に印象に残ったエピソードは、泣いている場面だった。あ、大人って社会で泣くんだってはじめて知った。
なんでないていたのかは、あんまり覚えてないけど「泣いてもいいのか」と感じた気はする。私は男の子なのではあるが。
なみちゃんは、人の気持ちによりそうことができたと思う。人がどう考えて、何を思ったのかちゃんと理解しようとしていたと思う。誰にでもできることではない。
例えば、最後のお別れのあいさつでは私の考えを理解しようとしてくれたはずである。なみちゃんは、私のために泣いてくれた。そのことはすごく記憶に残っている。
なみちゃんは何事にも一生懸命だった。びっしりと書かれたメモ帳は後で見返すことができるのか傍からみたら疑問に思うほど文字で埋め尽くされていて、必死さが伝わってきた。
本当に目の前のことを一生懸命やっているんだなと感じた。これもなかなかできることではない。
なみちゃんは噓がつけなかった。みんなの前でプレゼンしているときにもっといい言い回しがあるのにそれを使わなかった。技術的な側面はあるだろうけど、自分の思ったことを自分の言葉で伝えていた。
私がある人のことを「迫力のある顔」といったときに、即座に「迫力ある顔は違うよ」と言ってきた。多分私がディスったと思って守ってくれたのだろう。そこをカバーしようとするのがなみちゃんだった。
ダンディと言い直したら同意していた。(迫力あるの方が正確に物事を表現できてるんだけどね、そして迫力ある顔というのは価値中立で・・・やめよう(笑))多分なみちゃんは人の悪口を言わないのだろう。
なみちゃんは影響を受けやすかった。いい意味でも悪い意味でも。関西出身なのにちゃんと標準語を使うような感じ。すごく怖いような感じもした。
なみちゃんは今ごろ元気にやってるだろうか?
印象に残ってるひとは、基本的に元気に幸せに生きていて欲しいと思う。まぁなみちゃんなら大丈夫だと思う。
多分なみちゃんは私を応援してくれたと思う。というかそういう風な考え方をする。だからというわけではないが、元気でいてくれたらいいと思う。
なみちゃんとはもう少しお話したかったなぁと思う。なみちゃんがどうやって生きてきて、何を大切にしていて、どうやって生きていこうと思うのか聞きたかった気がする。
それも多分もうできないのだろう。多分できない方がいいと感じている。なんとなくだけど。こうやって色んな人とお別れをしてきた気もするし多分そんなものなのだろう。
なみちゃんみたいな人も多分目標とすべき人の一人だと感じている。ありのままに生きること、人に寄り添っていきること、まっすぐにいきること。私にはないものをたくさんもっていたような気もする。
思い出が美化されすぎなのだろうか。でも自分はこの文章を「過去の事実」だと思って書いている。
なみちゃんのことをまた思い出したらまたこのnoteに帰ってこよう。
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