シアの艦これAC話 第15回:(2023年)11月22日正式実装艦の振り返り説明

礼号作戦イベントが約3年前。 あれからもう3年か。


・[更新履歴]

 ・2023/12/01:
   ・次回&前回記事へのリンクを追加。



●今回のポイント

  1. 瑞穂のドロップ海域は「1-3」。2年以上経ってようやく本実装された。

  2. ZaraPolaは「4-4」と「4-5」が対象。大型艦建造は対象外である。

  3. ようやくイベント先行実装艦の正式実装が進んだ。          ところで、アークロイヤルの正式実装はいつになるのか?



■前置き

 レイテイベントが近づく中、急にイベント先行実装艦3隻
正式実装(いわゆる通常海域落ち)となった。
ここ最近「正式実装」をめっきり見なくなったせいで、
そういった流れがあるのを私はすっかり忘れていたのだった。

軽くではあるが、正式実装される3艦がどんな艦だったか
少し振り返っていこう。



★今回の正式実装艦について振り返る

・瑞穂

 ●初実装日:2021年4月15日
 (艦隊作戦「第三法」イベント:前段海域クリア報酬艦)

ブラウザ版の「コマンダン・テスト」に代わり
第三法イベントの前段報酬艦となった艦。
髪型を見ていると なんとなく祥鳳を思い出す。
 
可視化されている基礎性能だけ見れば結構強いのだが、
速力22ノットという超低速が全てを台無しにしている艦。

しかも同じ水母の千歳型(N~甲)と比べて砲撃ムービーがかなり長い且つ、
なまじ火力がある分(特に夜間演習で)ムービー対象に選ばれやすいため
合同演習適正も高くは無い。利点は装備次第で副砲が使えるぐらいか。

合同演習に関してはハイスコア狙い以外だとあまり影響が無いとはいえ、
総じて艦これACの環境と相性が悪い艦であろう。

もしブラウザ版の実装当初みたく、史実無視の「高速艦」扱い
(それこそ28ノットとか)なら評価はもう少し変わっていたかもしれない。
 
なお、速力をあまり気にしなくて良い環境なら
遅いデメリットも受け入れやすい。
そういったケースでは割と強いので、もし育成するなら
追撃戦演習で鍛えるのを勧める。
また、序盤海域なら機関部装備(本式缶や高圧艦)を2スロット分積んで
速力を大きく上げるのもアリだ。

 
余談だが、公式ページの瑞穂ドロップ海域告知にある
「製油所地帯沿岸」とは通称「1-3」のことである。
秋刀魚祭りイベントである程度対象になりやすかったとはいえ、
海域名を単体で出されると未だにどこだか迷うことがある


・Zara(ザラ)

 ●初実装日:2020年12月28日
 (出撃!「礼号作戦」イベント:クリア報酬艦)
 
ブラウザ版通り礼号イベントのクリア報酬艦になった重巡洋艦。
Polaとは違い、その後も秋刀魚イベント(2022年度)のおかげで
再入手は比較的しやすかった印象である。
 
Zara級は「初期状態から長射程」であることが特徴なものの、
持参してくる主砲で他の巡洋艦も長射程化できてしまうため、
「自身の持ってきた装備が自身の立ち位置を脅かす」という
皮肉なことになっている。
 
当の本人は持参の主砲を装備しても大したフィット砲補正が受けられず
しかも海外艦ゆえ「20.3cm(3号)主砲の補正無」なので少々火力不足
火力が大幅強化される「due(改二)」さえ実装されれば
評価は結構変わるはず
だが、正直今から実装されるかはかなり怪しい。

一応なら水上爆撃機(+水上戦闘機)が運用可能なので、もし
「重巡必須」且つ「航巡、航戦、空母系編成不可(or困難)」な海域があれば
活躍の可能性はあったりする。

また上記水上機が運用不可能未改装の場合も、
長射程で3スロット使える唯一の重巡であることから
「重巡必須」海域サポート役に特化させれば使える可能性がある。
少なくとも唯一性はある艦なので、未改装統一など制限プレイを考える際は
重巡枠候補の1隻として頭の片隅に置いておきたい。

ひとまず第三開発で主砲を増やすには「Lv40」到達が必要なことから、
主力で運用せずとも育成はしておきたい艦である。
 

なお、同じ海外重巡である「プリンツ・オイゲン」と違って
「大型艦建造で現状出ない」ので注意。
ブラウザ版だと建造可能なのでなんとなく建造できそうに思いがちだが、
公式ページに建造で出るとは書いてないので気を付けよう。


・Pola(ポーラ)

 ●初実装日:2020年12月28日
 (出撃!「礼号作戦」イベント:クリア報酬艦)
 
ブラウザ版とは違い礼号イベントのクリア報酬になった重巡洋艦。
本来の入手イベント(ブラウザ版16春)は基地航空隊のせいか
完全に無視された。リコリス姫と戦う機会は無さそうである。

Zaraと違い礼号イベント以降入手手段がほぼ無く、記憶では
2023年「欧州救援」イベント(+同年6月の「瑞雲祭り」イベント)しか
入手機会が無いはずである。
そのせいで初出のイベント後は複数エントリー用のカードが
かなり集めづらく
、改カードも欧州救援イベントが来るまでは
シングル買いのレートが高かった。
たしか2022年頃だとまだ改Nで2000円を超えていた記憶がある。
 
性能自体はZaraとほぼ一緒だが、改の最大火力が77(Zara改は75)と
少々高いのに対して、速力が重巡内最遅の32ノットである。
火力は少々の差なら複数エントリーで補うことが可能であり、
そのうえでPola自身は正式実装まで複数エントリーがし辛い環境だった
ことを考えても、実質Zaraより性能は低かったと考えていいだろう。
 
こちらの優位点としては、「Ro.44水上戦闘機」という
水上戦闘機(水戦)を持参してくることである。
水戦は期間限定要素を除く任務報酬の「強風改」1つコレしか
現状入手できず、かなりレアなカテゴリとなっている。
…しかし、熟練度の概念が無いAC版水戦は弱いので正直優位点にならない
結局は「長射程化の主砲をくれる存在」にとどまってしまいがちだろう。

こちらもある意味艦これACの環境に合わなかった艦と言えるかもしれない。
素の射程と持参の主砲だけ見ればこれ以上ないほど合ってはいるのだが。
 



■後書き

 こうして振り返ってみると、瑞穂もZara級も
長所はあるものの、他の要素がそれを潰している」ように感じた。
瑞穂は速力、Zara級は持参の主砲が原因といったところか。

ひとまずZara級の主砲は
入手期限の無い装備で唯一巡洋艦を長射程化する手段なので、
これを機に長射程巡洋艦を運用できるプレイヤーが増えたら
良さそうである。
 


ところで、今回の実装艦より前のイベント(第二次SN)で登場した
「アークロイヤル」
はいつ正式実装されるのだろう。
後は「タシュケント」(2020年2~3月:「北方輸送作戦」実装)も。


●シアの艦これアーケード話 第15回:完



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