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語らない。感じるから、伝わること。井上さんマガジン8月号です!

おはようございます。
今年の北海道の夏は暑かった。
めちゃくちゃ暑かった。暑いのが苦手な北海道人には、酷い仕打ちです〜。あと一日、あと一日と何の我慢比べか?!それは、クーラーを買わない我慢比べ!😆
北海道の家にはクーラーのない家が、まだまだ沢山あり、我が家もそうで、あと何日で涼しくなると我慢しておりました。
しかし昨日あたりから、夏は急に行ってしまったみたい。
それはそれで、ちょっと寂しい。。。なんのこっちゃ。。。。

さて、8月も末の井上さんのアトリエ。
アトリエに入って、ぱっと惹きつけられました。

浮き出て来たような、間と空間。間が最初で次に空間が感じられました。私には新しい発見💡💡💡

「なんて言うか、わかんないけど、、、、、素敵。」
そして、もう一つ感じたこと。
私はこのところ、忙しくて、それプラス暑いで、気持ちがざわざわしていたのです。それが、「ほーっ」と爽やかな気持ちを感じ、自分の今の状態を認識した私。

一年以上アトリエに通わせて頂いて、実感したこと。
自分のペースを崩さず、毎日を制作中心に、暮らす井上さん。
作品のことを考えると、気持ちと身体の健康が第一になり、暮らしも自ずと丁寧になる。。。それが人柄にもつながる・・・。

おしゃべりを通しても、あるけど、もっと説得力のある、何を?というわけではなく、見てきて感じたこと。

これもまた新しい!
寝かせていた土の作品を、削っているとおっしゃっておりました。

「言い訳をしたくない。一番かっこ悪いでしょ。」
そう言ってた井上さん。
今回の井上さんとの、おしゃべりの中で言っていた一言でした。

また今回の話の中に出て来た、西洋哲学と東洋哲学のこと。
西洋哲学と東洋哲学のおおきな違いに、
西洋哲学の「語ること」。
東洋哲学の「語らない、ただ感じる」。
があります。

ソクラテスのダイアローグのように、「対話」が、西洋の哲学にベースにあるように、
東洋哲学で有名な言葉に 不立文字(ふりゅうもんじ)という禅語(禅の精神を現す言葉)があるそうです。
「(お釈迦さまの教えは、)文字で伝わるものではない」
という意味だそう。

少し詳しく説明すると、
身体で体験することで悟りを実感しなさい。と言うことだそうです。
「悟り」とは、まさに「感じる」と言うことではないでしょうか。
「何を感じた」と説明できるものではなく 、「ただ、感じた、実感した、」そんな感じなのではないかなーと思うのです。
ここが、東洋哲学とは、正反対で
説明すればするほど、語れば語るほど、すぐにそれは違うものになってしまう感覚。
温めてただそれを感じる、、、、的な。。。


前回よりまた随分変化している大きめの作品。ちなみに前回はこんな感じだった↓
浮き出ていた部分が違って見えます。随分変わりましたね。画像で残ってなかったらわかんないですね~。それも含めて、経過を残すのは、面白いですね!


井上さんの作品は、井上さんの感じた「世界」を目指した作品だそうです。
では井上さんの「世界」とは、何か?と言うとまさに、井上さんがこの地球に生まれて「感じた」世界なんだと思います。そしてそこを目指し、今もまだたどり着く途中、だそうです。

描く事、作る事を、「やりたいからする。なぜかわかんないけどやりたいんだよ。」と言って黙々とやり続ける姿は、まさに井上さんの作品作りのやり方で、それがなぜか、私たちに伝わる、何とはわからないけど、説得力を持って伝わる部分なのかもしれない。
それは、言葉にできない、井上さんの言う「世界」の一部なのかもしれない。


ピンクが出て来てまた違う感じになっていました。

「語らない、感じる」って、そんなことかもしれない。

そして、私も意味なく焦ったりしないで、😅
もうすこし自分のペースを大切にしなくちゃと
帰りの車の運転をしながら、思ったのでした。
つづく。

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