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IBSやPATMのニオイは離れていてもすぐに分かる独特のニオイがする。

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〜11月30日 20:30

※ いずれこの記事は削除する予定です。

当初、私はPATMと呼ばれる人たちの存在を最初は信じてはいませんでした。

だから実際にお会いした時はとてつもない衝撃を受けたことをはっきりと覚えています。

この記事では実際にお会いするまではその存在自体を信じていなかったPATMと呼ばれる人たちの存在について。

そしてそのPATMの真の正体について書いていこうと思います。

ちなみに皆さんは臭気判定士という仕事をご存じでしょうか?

臭気判定士というのはその名の通り、世の中に存在する様々なニオイを正確に識別して判定するお仕事です。

私は仕事上、さまざまなニオイを嗅ぐことがあります。

そして業務の中で驚くようなニオイを嗅ぐことも多々あります。

今回は特に驚かされたpatmと呼ばれる人たちのニオイについてレポートを書いていこうと思います。

PATMというのはPeople Allergic To Meと呼ばれる第3者にアレルギー反応やそれに近い反応を引き起こさせる体質を持っている人たちのことです。

私も最初はその人たちに会うまではその存在を信じていませんでした。

しかし実際にpatmの方とお会いした時に、とてつもない衝撃を受けたことを今でもはっきりと覚えています。

patmの方と最初にお会いした時に目を見張るようなツンとしたアンモニア臭がしていたのを思い出します。最初は驚いて気のせいかと思い再び嗅いで、吸い込み過ぎて思わず鼻の穴を手で塞いでしまったのを今でもはっきりと覚えています。

はっきり言ってPATMのニオイはIBSやリーキーガットとは比べ物になりません。ニオイが届く範囲があまりにも違いすぎます。

確かにibs(過敏性腸症候群)やリーキーガットも生活に支障が出るニオイではありますが、PATM患者の出しているニオイはそんなレベルではありません。

またIBS (過敏性腸症候群)やSIBO (小腸細菌異常増殖症)やリーキーガット症候群 (腸漏れ)の原因がストレスとされてる説がありますが、実は間違いです。そんな単純なものではありません。

ちなみにIBSSIBOリーキーガットPATMも原因を深淵まで突き詰めていくと諸悪の根源はある特定の菌の浸潤によるものだという答えに辿り着きます。

例えばIBS (過敏性腸症候群)の原因はストレスによる影響が大きいとされてる説がありますが、実は海外では細菌やウィルスの感染症(※軽い食中毒も含む。)の後にIBSが発症するケースが多いとされてます。

そしてそのIBS患者の約87%~93%がその後SIBOを併発する傾向があるのです。
この数字が偶然だと思いますか?偶然にしてはあまりにも%が高すぎると思いませんか?
ちなみにSIBOは検査では発見されにくいです。それゆえに自身がSIBOを併発していることに気付いていない患者もいるほどです。

そもそもIBSとSIBOが併発する傾向が高いのは何故だと思いますか?
もともと小腸は大腸とは違い細菌が少ないとされています。その小腸で菌が異常繁殖する現象が単なるストレスが原因だと思いますか?
リーキーガットに関してもそうです。腸のバリア機能が破壊され腸管壁に穴が開いてしまうのが単なるストレスによるものだと思いますか?
原因はそんな単純なものではありません。

IBSもSIBOもリーキーガットもPATMも原因を深淵まで突き詰めていくと諸悪の根源はある特定の菌の浸潤によるものだという答えに辿り着きます。

ある特定の菌の浸潤レベルによって症状が若干異なるというだけであって、その最終段階がPATMの症状だと思ってもらえれば分かりやすいと思います。

最終段階というだけあってPATMに関してはニオイが届く範囲に関してもIBSやリーキーガットとは比べ物になりません。つまり日常生活に支障をきたすレベルは他の比ではないということです。

ちなみにこの記事の中には無臭PATMに関しての記述も記載しております。

この記事を読めば有臭PATMと無臭PATMは全くの別物であるということが分かると思います。

この記事では私が臭気判定士として働いてきた中で最も驚かされたPATMと呼ばれる人たちの存在とその原因について詳しく書いていこうと思います。

そもそも臭気判定士という仕事は自治体からの要請を受け悪臭の原因となっているものを特定し解決したり、飲食店やマンションなどで原因不明の悪臭などが発生している場合はその原因となるものを特定し解決したり、また消臭効果のチェックや人の体のニオイの種別を判定したりと日々の業務は様々です。

また臭気判定士は誰でもなれるわけではなく、鋭い嗅覚だけでなくニオイの種別をも正確に判別できること、そしてさらにその解決策や化学的知識も持ち合わせていなければなりません。

この記事では私が25年以上臭気判定士として働いてきた中で得た膨大な経験、ニオイや原因や解決策に関する知識について惜しむことなく書いていこうと思います。

ニオイの原因で悩んでいる方にとって有益なレポートになれば幸いです。

私は仕事上、さまざまな人のニオイを嗅ぎます。そして中には驚くようなニオイを嗅ぐことも多々あります。

体臭というのは人それぞれですが、中には体臭という言葉で説明できないようなニオイを発している方もおられます。

それがpatmと呼ばれる方々です。patmのニオイは体臭とは異なる独特のニオイがするため、嗅覚の鋭い人ならば距離が離れていてもすぐに分かります。

patmのニオイの性質としては程度にもよりますが
症状が軽めの人だと掃除機のフィルターや新車の内装のような空気が乾いたような特有のニオイ。
症状が中程度の人だと『もわっ』とするような焦げたニオイや濃厚な薬品臭のようなニオイ。
症状が重度の人だと生物の死骸や老廃物が発酵しているようなニオイというように明確なニオイがあります。

これらに共通しているのは離れていても分かるニオイだということです。

patmの方たちのニオイは明らかに他の方たちの体臭とは全然違います。

これは仕事上、さまざまなニオイを嗅いでいる私だからこそ言えるのですが、明らかにカビや微生物が増殖のサイクルで作り出すニオイだということです。その辺ものちほど詳しく説明します。

またpatmには無臭patmもあるとのことでその方々のニオイを嗅がせていただいたことがあるのですが、はっきり言って有臭patmと無臭patmは完全に別物です。

無臭patmの方は体臭がほぼないに等しいです。有臭patmのような特有のニオイが無臭patmの方は一切しません。にも関わらずpatmだと思われてる方が結構おられました。これは何故か

仕事上、色んな化学物質を嗅ぐ機会が多い私だから分かるのですが、無臭patmの方に共通しているのはある特定の化学物質のニオイがかなりしていました。

そのニオイというのはイソシアネート系のニオイです。

イソシアネートというのはよく消臭スプレーなどに含まれる成分でもあります。

無臭patmの方たちからは例外なくこのニオイがかなりしていました。

ちなみにイソシアネートというのは窒素と炭素と酸素が結びついた「-NCO基」を持った有機化合物です。

そしてイソシアネートはトルエンの1万倍以上の毒性を持っています。

イソシアネートはごく微量でも人が吸い込むと目や鼻や呼吸器に炎症を起こし、涙が出たり、咳が出たり、喉が痛くなったりします。

ちなみにイソシアネートは消臭スプレー以外にも洗剤や柔軟剤にも含まれているものもあります。そして厄介なことにそれらの成分は商品の成分表示に記載されたいないことも多いです。

そしてニオイに悩んでいる方はついつい消臭スプレーや洗剤などを多く使ってしまいがちですが、必ず使う容量は守った方がいいです。むしろ若干少ないくらいでいいと思います。実際に無臭patmの方のニオイを嗅ぐ時に私も咳が出て、喉が痛くなったので。

咳込んでしまった時に、無臭patmの方から『やっぱり体臭や口臭が臭いんでしょうか?』と聞かれましたが、はっきりと言ってやりました。『違います。イソシアネート系のニオイがかなり強いので洗剤は容量を守り、消臭スプレーはあまり振り過ぎないようにしてください。』とはっきりと言ってやりました。

何事もはっきりと言うのが臭気判定士の私の仕事でもあります。

また無臭patmの方からはイソシアネート以外にもラウレス硫酸ナトリウム系のニオイもかなり強く感じられました。

ラウレス硫酸ナトリウムはPRTR法の第一種指定化学物質であり、その濃度が濃いとアレルギー反応を引き起こします。

ちなみにラウレス硫酸ナトリウムというのはシャンプーやボディソープや歯磨き粉に含まれています。経皮毒と言ってラウレス硫酸ナトリウムは分子量も非常に小さく容易に皮膚に入り込み肝臓に蓄積します。もちろん経皮毒について一般的な使用量なら問題はありませんが、一日に何度も何度も使っているとなると話は完全に別です。
それに意外と浴びたてのシャンプーやボディーソープのニオイは強いです。
実際に朝シャンプーしてきている人が近くにいるとニオイですぐに誰か特定できますよね?エレベーターなどの密閉した空間に限らず、外である程度離れて歩いてる時も、その人が通った後でさえもニオイが残っていますよね?
本人たちは気づかないかもしれませんが、実はシャンプーやボディソープに含まれている成分のニオイって本人たちが思っているよりかなり強いです。
実際、私は近くに朝シャンプーをしてきている人がいると、喉が『んんっ』って鳴ったり、ニオイが強いと、思わず咳が出てしまいます。

実際に喉が絡まったり、咳が出てしまう人はかなり多いです。

このように有臭patmと無臭patmでは本質的なものが全く異なります。

さて問題は有臭patmの方です、これに関してはもう明らかにカビなどの増殖過程のサイクルにおいて排出されるニオイだということです。

これは日頃から自治体やマンションや飲食店などから依頼されて、さまざまな不衛生な環境の悪臭調査し、検査機器などでは決して分からないような原因などを特定してきた私だから分かることですが、ニオイにも組み合わせというものがあります。
単体で発生しているニオイだけで判断するのではなく、同時に複数のニオイが存在していることで、本当のニオイの原因が何であるのかを確実に特定できるのです。

これは現場経験や化学知識が豊富な人だけにしか分からないと思います。

ちなみにpatmは不治の病とされており未だに明確な治療法がないとされてますが、それは当然だと思いました。原因から考えても医学知識だけでは絶対に治らないからです。

なぜならカビや微生物の生態系の知識や化学知識がないと有効な手段が取れるはずもありません。常日頃から不衛生な場所での業務やカビや微生物などの生態系、そして化学的知識と除去経験を積み重ねてきた私だからこそ言えるのですが、patmは絶対に医学知識だけでは治りません。

それは何故か?

何故ならカビや微生物(真菌)への対処法というのは細菌やウィルスへの対処法とは根本的に違うからです。
なぜ違うのかというとまず細胞の中に核があるかどうか。ちなみに核というのは遺伝子であるDNAの入れものです。そしてカビや真菌というのはDNAが核という入れもので守られている真核生物です、一方で細菌はDNAがそのままむき出しの状態になっている原核生物です。そして言うまでもありませんが人間は真核生物です。つまりもっと分かりやすくいうと細菌よりもカビなどの方が人間の細胞に近いのです。

そしてカビや真菌、と細菌やウィルスなどでは細胞壁の材質が全く異なります。細菌などの細胞壁がペプチドグリカンなのに対してカビなどの細胞壁はマナンやβグルカン、キチンなどです。

つまり病院で処方される抗生物質では細菌の細胞壁なら壊すことができますがカビの細胞壁を壊すことはできないということです。

これは常日頃から業務で不衛生な環境などの調査や除去などでカビや真菌、細菌、ウィルスなどと対峙し適切な除去処理を行っているからこそ分かることであり、多くの人は知らないと思います。

つまり医学的治療で処方される抗生物質などは細菌には効果がありますがカビなどには全く効果がないということです。

また我々の仕事はこういった化学的知識だけでなくカビや真菌、細菌、ウィルスなどの生態系に関しても精通していなければなりません。
皆さんはカビや真菌が増殖する過程をご存じでしょうか?

カビや真菌が厄介なのはその増殖過程にあります。カビや真菌というのは、まるで壁にツタがはうように増殖する場所に食い込みながら増殖していきます。そして枝分かれしながら増えていき、それぞれが食い込んだ部分から栄養分を吸い取ってさらに増殖していくという点です。つまり一時的に強引に引きはがそうとしてもほんの一部しか除去できないということです。

そしてカビが厄介な点はカビが出す酵素が腸壁のタンパク質を溶かしてしまうという点です。
実はこれがpatmの始まりと言っても過言ではないと思われます。なぜなら有臭patmの方々からは硫化水素のニオイも感じられたからです。
おそらく体内での食品添加物、トランス脂肪酸、たんぱく質などに対する分解、解毒機能が働いていないのだと思います。
ちなみに私はリーキーガット症候群の方のニオイも嗅いだことがありますが、ニオイの濃さが全くの別物です。
確かにリーキーガット症候群の方々からも、かすかに硫化水素のニオイがしていましたが、それでも常識の範囲内のレベルでした。かたや有臭patmの方々からはリーキーガット症候群の方々よりも遥かに強い硫化水素のニオイがしていました。
リーキーガット症候群くらいの硫化水素のニオイならば通常の人は多少離れていれば気づきにくいですが、有臭patmの方の硫化水素のニオイは濃いので、ある程度離れていてもすぐに分かります。

有臭PATMの方が健常者よりも遥かに強い硫化水素のニオイがするのは当たり前です。

カビが出す酵素は腸壁のたんぱく質を溶かします。
腸壁のタンパク質が溶かされてしまうと腸のフィルター機能がなくなります。そうなるとどうなるか?
普通に異物や有害物質も通してしまうようになります。また通常腸壁の粘膜には絨毛と呼ばれる突起物が無数に生えておりそれにより我々は多くの栄養素が吸収できるようになっております。それがカビの出す酵素により溶かされてなくなると本来吸収されるべき栄養素が断たれるので本来の臓器の機能が低下します。つまり通常の健常者なら誰もが当たり前に機能している臓器の分解解毒機能が停止してしまうということです。
そして本来なら分解、解毒されるはずの有害物質や病原体、毒物などが無条件で通過して血中に入りやすくなります。そしてそれらが血液経由や汗線、脂線、などの皮膚線経由で皮膚ガスとして放出されます。
その結果、通常の方とは全く異なる特有のニオイがしていました。
嗅覚を仕事にしている我々なので特に嗅覚には敏感ですので対面した瞬間にそのニオイの違和感に気付きます。
そしてその原因が何によるものなのか、どういう経緯でどういうことが起こっているのかもニオイで大体分かります。
何故なら日頃から自治体やマンション、飲食店などの悪臭調査から人間の口臭体臭検査など様々な案件を受け、そのニオイだけで原因を特定し対処するのが臭気判定士の仕事だからです。

特に私は年間約3000人以上の体臭チェックもしており現在までに多くの方の皮膚ガスなども調査の為に嗅いでいるため、明らかに他の方の体臭と違う成分のニオイには特に敏感です。ニオイの知識のない方や一般人などの素人の方だとこういう特殊なニオイを嗅いだとしてもただの体臭として判断すると思いますが、我々はニオイのプロです。わずかな異変も見逃すことが許されないのです。なぜならそこに重大な原因が隠されているからです。

まず有臭patmの方から感じたのは、目を見張るようなツンとしたアンモニア臭がしていたのを思い出します。最初は驚いて気のせいかと思い再び嗅いで、吸い込み過ぎて思わず鼻の穴を手で塞いでしまったのを今でもはっきりと覚えています。その時はその方の肝臓の機能の低下を疑いました、なぜなら肝臓の機能が低下すると解毒機能が落ちるのでタンパク質が分解される際に生じるアンモニアが解毒されなければ血中のアンモニア濃度が上昇し、汗線などから強いアンモニア臭を出すからです。だから最初は肝臓の病気を疑いましたが、交じっている混合臭を嗅いだ時にこれは違う、これは肝臓の病気なんかではないと感じました。

なぜなら有臭patmの方からはアンモニア臭以外にもアラビノースとアルコールによる反応臭やシュウ酸化合物のニオイ、そしてアセトアルデヒド系のニオイが通常の方では考えられないくらいしていました。

このことからも有臭patmの原因はカビなどの微生物による生態サイクルの膨大な副産物によるものだということを確信しました。

まずカビや真菌というのは多くの有害物質を作りだします。例えばアラビノース。アラビノースというのはまさにカビや真菌が作り出す糖の一種ですが他の物質と反応することで何とも言えない特有の甘ったるいニオイがするのが特徴的です。
甘ったるいというと糖尿病やほかの病気のニオイと勘違いする人もいるかもしれませんがニオイの質が異なります。
私は今までガンや糖尿病の方、アセトン臭やケトン臭などありとあらゆるニオイを何度も嗅いできましたがそれらとはニオイの性質が全く異なります。
patmの方から感じられたニオイは明らかにアルコールとアラビノースの混合臭です。
またアラビノースというのはアルデヒド基の構造を持っているため、我々のたんぱく質を構成するアミノ酸の1つであるリジンと反応すると分子化します。そして分子化したものがまた別のアミノ酸と反応しヘプシジンという物質に変わります。
ヘプシジンというのは色んなアミノ酸と反応するため最終的にはタンパク質自体の構造を変えてしまいます。たんぱく質の構造が変わってしまうとそれ自体がアレルゲンになったり本来使い終わって分解されるべきたんぱく質が分解されず蓄積し腐敗、無毒化されず排出。
また体内にある酵素の活動自体も低下し最終的には死滅します。なぜなら体内にカビが増殖していると体内は慢性的なミネラル不足に陥りやすくなるからです。
ミネラルというと鉄や亜鉛やマグネシウムなどを思い浮かべる人も多いと思います。ですがどういう働きをしてくれるかご存じでしょうか?
ミネラルというと様々な種類がありますが、どれも共通しているのは体内で働く様々な『酵素』を活性化させる補因子であるということです。
酵素は食べ物を消化したり、違う形に変え無毒化したり、分解したり排泄したりする上で重要な役割を担っています。
そしてこれらの酵素の機能はミネラルやビタミンなどがないとほとんど機能できません。
つまり体内にカビが増殖していると、これらの重要なミネラルがカビのエサや栄養源となって消耗されてしまうので、常にミネラルが枯渇状態になってしまっていて酵素を活性化できないので酵素の機能がほとんど働かない状態になるということです。まずはこれがpatmの始まりと言っても過言ではないかと思われます。
またカビは体内に存在する糖分を発酵させてアルコールを生成します、そして当然ですが中間代謝物質であるアセトアルデヒドも作り出します。
アセトアルデヒドは揮発性で刺激臭が特徴的でほんのごく少量でさえも鼻を突きさすような刺激臭を感じます。
patmの方からはこの鼻を突きさすようなアセトアルデヒド系のニオイも他の方よりも強くしていたのもこれが原因です。
さらに最初に説明したアラビノースはアルデヒド基と結びつくことである有害物質を作り出します。
その有害物質というのはシュウ酸というもので、シュウ酸自体にはニオイはありません、ですがシュウ酸は他の物質と結びつくことで特有なニオイを発生させます。私は業務上シュウ酸化合物のニオイも嗅いでいるのでわずかなニオイでも敏感に察知してしまいます。
そして硫化水素のニオイ。体内にカビが増殖しているとカビが出す酵素により腸壁のタンパク質が溶かされて無数の穴が開いた状態になりますので健常者よりも遥かに強い硫化水素のニオイがします。

これらの説明からも分かるようにPATM患者から発するニオイは辿っていくとは最終的にはどれも特定の真菌に辿り着くのです。

このように私は介在しているわずかな混合臭でさえ見逃しません。ニオイというのは単体だけで判断するのではなく、そこの介在している他のニオイつまり混合臭も入念に嗅ぎ分けることでさらに精度が高まります。そしてその1つ1つを辿っていくと必ず共通の答えを見つけることができるのです。

そしてそれこそが本当の答えなのです。

どんなニオイが混じっているのか、どのような物質のニオイがどれくらいの割合でしているのか、また物質の中には単体ではニオイがしないものもありますが、他の物質と反応することで特有のニオイが生じるものもあります。

つまりどのような物質と物質による化学変化で生じたニオイなのかも全て頭の中に把握していなければなりません。もちろん臭気判定士にもレベルがありますので全ての臭気判定士が私と同じように分析把握できるわけではありません。私の場合は25年というキャリアと実務経験から膨大なデータは頭の中に刻み込まれています。あらゆるものが進歩した現代においても、特殊な技能職に関しては測定機械よりも人間が重宝されるのはこういったことにあります。

確かに機械は優秀かもしれませんが、経験を積んだ人間にしか分からないこともあります。

ちなみにpatmがトルエンとされてる説がありますが、はっきり言って絶対に違います。
はっきり言ってトルエンはあくまでも副産物に過ぎないのです。

私は業務上、トルエンのニオイを嗅ぐことも多いですが、確かにpatmの方からはトルエンのニオイが普通の方よりも遥かに強いのは間違いありません。

しかしトルエンのニオイがするのはpatmの方たちだけではありません。

私は業務上、様々な人の体臭を嗅ぐことも多いのですが、例えば仕事などで日常的に慢性的ストレスを異常に抱えてる人や精神的に疲弊しきっている人の頭皮からも同じくらいのトルエン臭を感じることが多々あるからです。

ちなみにトルエン臭のレベルでいうとpatmの方とほぼ同じくらい強いトルエン臭が出ています。
しかしそういう方たちは特に自身のニオイを気にしていません。だから当然皮膚ガス検査にも行きません。
だからその人たちが出すトルエンの数値のデータがないのです。
なぜなら皮膚ガス検査にくるのは自分のニオイを気にしているpatmの方たちだけだからです。
つまりpatmの方たちのトルエン数値が目立ってしまうのは、ただ単にそういう方たちが皮膚ガス検査にきていないからです。
だからpatmの方々だけのトルエンの数値が異常数値に見えるのです。
こういう事実は、ただ単にニオイに悩んでいる人の数値だけを機械検査して、その結果のみを参考資料とする病院では決して気づくことができない事実だと思います。日々嗅覚のみを仕事としている私だからこそ分かる事実です。
また私は業務上トルエンのニオイを嗅ぐことも多く、業務内容によっては基準値を遥かに越えるような現場も多々あります。
確かにpatmの方からは普通の人よりも5~8倍のトルエンのニオイを感じます。しかしこのレベルでは他人に影響を与えることなどできません。他人にまで影響を与えるとなるとpatmの方から出ている数値の少なくとも48倍以上の数値が必要です。ましてや遠くに離れている人や屋外となるとなおさらです。そうなると少なくとも240倍以上の数値が必要となります。もはやトルエンを扱う工業地帯の工場内レベルです。1人の人間にそれほどのトルエン数値が出せると思いますか?はっきり言って不可能ですよね?
つまりpatmの方が出すトルエン濃度程度では他人に影響を与えることはできないということです。最低でもpatm患者のトルエン数値の240倍以上の数値が必要なんですよ。どう考えても不可能です。
ましてや遠くの人や屋外ならなおさらです。
しかしイソシアネートならそれが可能です。
なぜならイソシアネートはトルエンの1万倍の毒性を持っているからです。イソシアネートならほんの微量でもトルエンの害を軽く超えます。
またイソシアネートはIgE数値を上昇させるので、一旦アレルギー反応が起きれば、さらに微量でもアレルギー反応を起こすようになります。
つまりほんの微量でも遠く離れている人に影響を与えることができるということです。
また微量でも広範囲に拡散しニオイが強く残りやすい硫化水素、わずかな量でも鼻を突きさすような刺激臭が特徴的なアセトアルデヒド、そしてPRTR法の第一種指定化学物質でありアレルギー反応を起こしやすいラウレス硫酸ナトリウム、そして専門知識のない一般人にはあまり認知がされていない、『このニオイは一体何だ?』の対象となるシュウ酸化合物のなんとも形容しがたい特有のニオイ。症状の軽度重度によりその割合パーセントは違いますがこれらの混合臭がpatmの方々からしていました、特有のニオイなので実際に離れていてもすぐに分かりましたし、私自身もそのニオイを嗅いで瞬時に咳き込んでしまいましたのでまず間違いないと思います。

もちろん臭気判定士にもレベルがありますので全ての臭気判定士が私と同じように分析把握できるわけではありません。私の場合は25年というキャリアと実務経験から膨大なデータは頭の中に刻み込まれています。

確かに機械は優秀かもしれませんが、経験を積んだ人間にしか分からないこともあります。

長年patmに悩んでいる人が多いと聞きますが、少しでも早くこのpatmの事実を知ってもらいたいです。

また私たちの業務は何事もはっきりと答えてあげるのが仕事です。体臭検査や口臭検査の過程で普通の人なら傷ついてしまうような言いにくいことでもはっきりと答えます。中には、はっきりと言われて傷ついたという女性の方も多いですが、たとえ相手が誰であろうとありのままを伝えるのが仕事ですので。

ありのままをズバズバ言うことで傷つかれた方もいますが、しっかりとそのニオイの強さや性質、原因となっているもの、そして言われた言葉を受け入れて素直に実践することで周りの反応が消えたという方もかなり多いのでまず間違いないと思います。

特に私は性格上はっきりとズバズバと言う人間なので傷つく人もいるかもしれませんが、それが私の仕事であり、誠意です。

原因は必ず存在する。臭気判定士を25年以上やっていて、この世に原因のないものはありません。必ず存在します。

もちろん臭気判定士にもレベルがありますので全ての臭気判定士が私と同じように分析把握できるわけではありません。私の場合は25年というキャリアと実務経験から膨大なデータが頭の中に刻み込まれています。

例えば真菌症というと一般的にはアスペルギルスやクリプトコッカス、ムコール、カンジダなどが多いですが、これらにはそれぞれ特有のニオイがあります。
しかしpatmの方々からしていたのはこれらのニオイではありませんでした。

その代わりある特定の真菌が出す特有のニオイが混じっていました。

私のようにどの種類のカビが出すニオイなのかまでピンポイントで分かる人は相当少ないと思います。

数多くの現場を経験し、化学知識や真菌の生態系など医学以外の分野においても精通していなければ、絶対にこの答えにはたどり着けなかったと思います。

私だからこそ書ける内容をレポートとして下にまとめてみました。


有料か無料かの賛否はあると思いますが、ボランティアでやってる人はいません。
大工に家を建ててもらう時にタダで建ててもらいますか?
家が壊れた時にタダで修理してもらいますか?
世の中どのようなことでも時間や労力は必ずかかります。ボランティアでやってる人なんかいません。

無料の情報がいい人は無料の情報を探せばいいと思います。

私だからこそ書ける内容をレポートとして下にまとめてみました。

いずれはこの記事は削除する予定です。

いつまで公開しておくかは分かりませんが興味のある方のみ読んでみてください。

【1】 嗅覚のしくみ、自分のpatmのニオイを知る究極の方法

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