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成層圏フード商品化への道!【酵母】に着目した理由|酵母編#01

shuttleD(シャトルド)フードテック部による成層圏での食品開発への挑戦、その活動記録をお届けします✏️

成層圏フード開発の第一弾は【干物編】
\マガジンで一気読みできます✨/

https://note.com/shuttled/m/m7210b526e219

惜しくも商品化には至っておりません・・・
しかし、干物が繋いだ次なる可能性、それは【酵母】です!

酵母に着目した理由

成層圏は低気温・低気圧環境というだけでなく、普段地上には届かないレベルの紫外線の影響も受けます。ほとんどの生物は死滅してしまう環境です。
ところが近年の生命科学の研究では成層圏にも微生物が浮遊していることがわかってきました。

しかも、地上から舞い上がって成層圏に到達した菌は超絶進化するかも?という学説もあります。また、紫外線を数秒照射して酵母菌が変化するという研究成果もあります。

とういうことは、自分たちで酵母菌を成層圏に打ち上げたらその性質に変化が現れるはず!!!
でも、本当に成層圏でも酵母は生きていけるのか????
成層圏まで持ち込んだ酵母にはどんな変化が起きるのか、その酵母を使った食品にはどんな特徴が現れるのか・・・その実験をすることで成層圏フードの可能性がさらに広がります🙌

さらに酵母に注目したもう一つの理由は、生産性の高さです。

気象観測用ゴム気球で成層圏まで運ぶことのできるモジュールの重量には制限があり、一度に多くのものを運ぶことができません。
そこで、アジの開きのような食材そのものを飛ばすのではなく、ビールやワイン、パンなどを作る時に使われる酵母を成層圏まで運ぶことにしました。

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酵母となる果物(レーズン・りんご・バナナ等)や穀物(小麦・麹等)の他、シャーレに収まるサイズのものであれば一度に多くの種類の検体を成層圏まで運ぶことができます。

その酵母を使って地上で商品を製造することで、より多くの成層圏酵母〇〇を生産することができると考えました。

「成層圏酵母パン」を作る

成層圏酵母を使った商品開発、まずはパンを作ってみることにしました🍞
自家製天然酵母では定番のレーズンを使います。
成層圏から帰ってきたレーズン酵母とその酵母で作るパンにはどんな特徴が現れるのでしょうか。。。!

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成層圏環境における実験を可能にせよ!シャトルドの検体実験モジュール解説|酵母編#02」 へつづく📖

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shuttleD(シャトルド)- 成層圏への往復便
https://shuttled.io/
GOCCO.のtwitterでは開発過程や裏話を公開中!
https://twitter.com/goccojapan

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