主体的学びを科学する研究会のご紹介
私学マネジメント協会(コアネット教育総合研究所)では、当協会会員校の先生方が、学校の垣根を越えて、学び合い、議論し合う場として、テーマごとの研究会を設けています。
「主体的学びを科学する研究会」は、「自己調整学習理論」を基軸とした主体的学習者を育成するための学びのあり方を、共同研究校の先生方が実際に現場で実践された内容とそれによって得られた成果や課題をもとに学術研究者と共に議論し、構想していくための場として、私学マネジメント協会が主宰して2020年9月に設立しました。
研究会の全体監修として、日本大学の篠ヶ谷圭太先生(教育心理学)をお迎えし、様々な先行研究のご紹介、共同研究校の実践・効果検証に対するアドバイスをいただいています。
第1期(2020年度)の活動は2020年9月からスタートし、2021年12月に開催した研究発表会で、成果を発表していだきました。
第2期(2022年度)活動では、新たな共同研究校の先生方も加わり、2023年3月に研究成果発表会を開催し、多くの一般参加者と共に議論を深めました。
これまでの取り組みを通して、学習を進める際のやり方や工夫(学習方略)の改善を図るような介入を生徒に対して行うことによって、学ぶことに対する考え方や価値観(学習観)、学習に向かうにあたっての動機づけに好ましい変化が生まれることが期待できるということが明らかになってきました。
ここから先、それが実際の学習活動にどのように影響し、さらには学習成果にどのように結びついていくか、引き続き研究を深めていきます。
第3期(2023年度)活動は、既に2022年度の共同研究校の先生方を中心に始動しております。今後の取り組みや研究成果について、本ページでご紹介していきます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?