今、目の前にあること
全然ピンと来ていませんでしたが、
玉川大学さんて、
自宅から近いんですよ
ひょっとしたら歩いても行けるんじゃないかと、
そんなわけで、玉川大学さんに行ってきました
それも歩いて
散歩するにはちょうど良い距離でした
台風接近で雨模様でしたが、
雨の上がった隙を突いて行ってみることにしました
いつもの散歩コースを進み、途中で右に曲がってそのまま線路沿いを進んで行くと、
お店の連なる賑やかな駅前の雰囲気がどんどんと濃くなって来ます
そんな駅前を抜けるとすぐに、大学の正門です
ここまで来て、
「いきなり一般人が入場させてもらえるのか」
と、不安になりましたがすんなりと入場許可を頂きました
工学部の建物を聞きマップまで親切に頂いて目的の場所を目指します
ここに来るのは実は2度目です
数十年前に何かの資格試験を受験しに来ました
何の試験だったのか今では全く覚えていません
教えられた通りにキャンパス内を進んでいくと
工学部の新しい建物がありました
しかしそこに碑は見当たりません
昭和41年に置かれた碑であるので、
その新しい建物とはちょっと不釣り合いです
もしや旧校舎からどこかに移設されているのかと建物の周りを見てみましたが、やはり見当たりません
もう少し先に行ってみましたが碑はありません
少し引き返して裏門の警備の方に聞いてみると、
「それなら8号館にありますよ」
と教えて頂けました
案内された通りに道を進んでいくと
碑、ありました
ちょっと感動的でした
碑ということは、言葉が可視化されているわけですよ
なぜでしょうかね、私はこれを自分の目で見たかったんです
この碑を置いた小原國芳氏に感謝したい気持ちになりました
目的の碑に辿り着いたことに満足して帰路に着くと、
最初に案内された工学部の新しい建物の裏手に当たる場所に同じような黒い板があるのが目につきました
近づいて行ってみるとそれは年代こそ新しいものの同じ言葉が書かれているもう1つの碑でした
その言葉が書かれた碑は2つ置かれていたのです
私は気づきませんでした
そして、それが2つもあるなどと思いもしませんでした
「固定観念、既成概念を疑わない自分」
2つあった碑はそんな私への戒めのように思えました
玉川大学でまた1つ学びました