【サナートクマラ】黄金成す地球霊王の復活
これは、人類史はじまって以来の、大戦争が行われた記録である。
6621年前、インド大陸中部、悲惨な大戦争が起きた。
その様子は、『マハーバーラタ』という叙事詩に伝わっている。
身内同士の骨肉の争いであった。
力のあるものが勝つ。
その根底にある考えは、神に選ばれたものが勝つのだから、
勝ったものこそが神に選ばれた証拠だ。
ゆえに戦いは、是が非でも勝たねばならない。
敵と味方に分かれ、何十万という軍勢が、しのぎを削ったのだ。
ついに、両軍が雌雄を決する時が来た。
怒涛の軍勢が砂煙をあげて激突する!
争いは日の出とともにはじまり、日の沈むまでに決着がつくかと思われていた。決着は、翌日まで持ち越されることとなった。
あなたもまた、やむなくその群れの中にいたのだが、翌日の日の出とともに、実に奇妙なことが起きる。
一人のやせ衰えたヨガの行者、すなわちヨギ
フラフラと足元もおぼつかない状況で、両軍の間に立つ。
老人には何も聞こえないようだ。
ところがつまみ出そうとすると、ヨギはスクッと立ち上がり、胸を張ってこう言った。
あなたの所属する軍団の長がこう言った。
するとヨギは堂々と胸を張ってこう言うではないか。
その老人を間に挟んだまま、両軍は停滞したままであった。
すると老人はその場に座りこみ、目を閉じた。
ところが不思議な力が働いているのか、その老人に誰も近くことができなかった。
やむなく両軍は夜を迎えた。
あなたは驚いた。
この老人のどこにそんな力があるのか。
夜になっておそるおそる、一杯の水を持ってその老人のもとへやって来た。
翌日、老人は、両軍の間に立って両手を上げてこう言った。
その瞬間、さっとまばゆい光が老人の体からほとばしり、その光は両軍の総大将の眼を射抜き、しばらくの間まったく何も見えなくなった。
あなたは見た。
生きながらにして、神の宮へ入ったのだ。
黄金の光が、渦巻く世界を初めて見たのだ。
不生不滅
戦うことも勝つことも負けることも知らぬ。
永遠寂静の世界をだ。
争わざる心を持ち、すべての力を一つにすべし。
やがて、すべての力が集まるであろう。
強きものは倒され、心穏やかなものが立ちあがる。
欲深きものは摘み取られ、神の前に慎み深きものが持ち上げられる。
高きものは倒され、低きものが持ち上げられる。
人類が待ちに望んだ、栄光の時が来たのである。
長らくこの地球にとどまりし
黄金成す地球霊王よ
よみがえり
その永遠の沈黙を破りたまいて
いまこの時復活したまえ
おお偉大なる光の主
サナートクマラよ
いまこの時によみがえりたまいて
すべての力を一つに成さしめたまえよ
その老人こそが、サナートクマラの化身であった。
by アロマタマシイヒーリング
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