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【穏やかさとたおやかさ】新しい時代の夜明け
【オーラカラー】オレンジ
【SAIKOブレンド】ディヴァインジャスミン フロイデ ローズ12
人はこの世に生まれ、予想もつかない人生を送るであろう
と、君は、嵐に揺れる木の葉のように、錐揉み(きりもみ)旋回しながら
そうだ、その嵐の中を、一刻も早く青空を見たいがゆえに、木の葉は激しく旋回するのだ。
いったい幾つの峠を越えればいいのか。
行く手を阻むものは、いったいいつになったら霧が晴れるのだろう。
私の努力のどこかにまだ足りないものがあるのだ。
私自身は、穏やかな人生を求めていたのに、安定した魂がわざと不安定な人生を選ぶこともあるものです。
いつの時代も平和を求めていながら、その人の上につく君主は横暴で、人のことなどまったく考えない得手勝手な人で、そしてそれが真に多大な迷惑をかけていることすら気づかず、ただもうまっしぐらに、己れの野望に向かって突き進む、そんな時代がいくつもありました。
今から、そう3000年も昔、古代中国に「殷」という帝国がありました。
帝国という名前で、表現されるにふさわしい、特にその最末期に登場した殷の紂王(ちゅうおう)は暴君として有名でした。
民衆のことなど全くお構いなし。
気に入らぬものは、釜茹での刑に処す。
当時、その殷の隣国でありましたその小さな国に、あなたは生を受けました。
しかし、大国殷の、相次ぐ攻撃を受け、あっけなく国は滅亡。
国のリーダーであったあなたの父親は捕らえられ、人々の見せしめのために、牢に入れられてしまいました。
誰でも好きなものはこの牢に向かって大小便をかけろ!
そして、このわしに歯向かったものは、どんな屈辱の刑を受けるか、
その目でまざまざと見るがよい。
可愛い一人娘であったあなたは、引っ張られ、殷の紂王の前に連れていかれました。
さっさと首をはねたらどうだ。生き恥を晒すなど、我らの家訓にはない。
いい度胸だな、娘。
紂王は部下に命じて、大刀を抜かせました。
あと数秒後には、そなたの命はない。
あなたは胸を張って言いました。
綺麗さっぱりと切ってくれ。
私は体は女だが、心は男よりも強い。
紂王は感心しました。
見所がある。よし、生かしてやる。
毎日毎日、敵国殷のサムライの前で楽器を弾かされ、書を書かされました。
いつの日か必ず、牢に入れられた両親を脱出させる。
眉間にしわを寄せて楽器を弾けば、心の心中が読まれます。
穏やかな顔で、黙々と務めを果たす日々。
紂王は毎日毎日酒を浴びたいほど浴び、快楽の限りを尽くしておりました。
お前をわしのものにしたいが、お前はまだ若すぎる。
もう少し年をとってからじゃな。
それまでに、世のいいなりになるように、心服させてみせよう。
あなたは心の中で思いました。
誰が言いなりになんかなるものか。
そんなある日、殷の紂王の御前で、あらゆる楽器を奏上申し上げるその日付が決まりました。
もちろんあなたも呼ばれましたが、その日はなんと新月の晩と重なりました。
この日に限って、牢の番人も酒を飲むことを許され、国民中が踊り狂って宴を楽しみました。
闇夜に紛れ、その酒の中に強い睡眠薬を入れ、あなたは時を伺います。
真夜中になって、漆黒の闇が襲ってきました。
人々はそのままその場で、グーグーといびきをかいて眠り始めます。
今だ!脱出させるのは今をおいてない。
番人が寝静まったのを見計らって、牢の鍵を開け、衰弱し切った両親を荷車に乗せて、ゆっくりゆっくりとこぎました。
もちろん女手一つでは無理でございますので、仲間に頼んで、少しずつ闇夜の中を気づかれないように、ゆっくりと…
やっと国境近くまで来ました。
一安心したのか力が抜け、穴に足を取られ、あなたは転倒してしまいます。
荷馬車がドドっと倒れ、その大きな物音で、何人かの兵士が集団になって追いかけてきました。
捕まってなるものか!
捕まれば釜茹での刑であろう。
必死で荷馬車を仲間とともに引っ張ります。
迫り来る馬の蹄の音。
がなりたてるような兵士の唸り声。
ついにあなたは集団の円陣の中に捕らえられます。
万事休すか!
私の運命もここまでか。
最初に首をはねられていればよかった。
だが世話になった両親だけは生かしたかった。
だがそれもここまでだ。
円陣の前に進み出ると、あなたはお辞儀をしました。
逃げも隠れもいたしません。
平和の世の中を願って、ここまで生き延びてまいりましたが、
私の運命ももはやここまででございましょう。
死ぬときはせめて美しく死にたい。
悔しい顔をして死にたくない。
国境の方を向いて座っておりますので、惨めにならないように、
まだ笑顔がある間に、首をはねてください。
父上、母上、お救いすることができませんでした。
天へ理想を夢見ましたが、命運もここまでであります。
そんなことを考えていますと、涙がこぼれてきました。
あなたは歯を食いしばっています。
何をためらっているんだ。
死ぬときくらい笑って死にたい。
泣き顔になる前に、さあ首をはねろ!
すると兵士の一人が、近づいてきて頭を下げてこう言います。
頭を上げられよ。
我らは殺すためにあなたを追いかけてきたのではない。
なんと!なんのために来られたのだ。
我らは、あの暴君にはもうついていけん。
いつか脱出する機会を待っておりました。
あなたのその勇気ある行動で、今がその時と目覚めたのであります。
ともに違う国に逃れて、理想の国をつくりましょうぞ。
さあ、我らの馬車に乗りたまえ。
女手一つで荷車を引くなど、無謀きわまりございませぬ。
ささ、早く乗りたまえませ。
馬車に揺られながら、夢か現か、今自分の身の上に起きていることが、信じられなかったのです。
人生は、いつでもドラマチックな展開を見せるのよ。
ところで教えてくだされ。
なぜかような、弱き私に、味方をなされたのか?
大した家柄でもございませぬ。
あるいはまたこの先、逃げ延びたとしても、幸運が待っているわけではございませぬ。
なにゆえ我らに、力をお貸しくだされたのですか?
おお、それなら答えは明らか。
我らは毎日戦場で命をかけておりますので、何が本当で何が偽物か、すぐにわかるのでありますよ。
あなた様は、どんなにひどい仕打ちを受けても、いつも物腰穏やかであられた。だからついていきたいと思ったんでありますよ。
家柄や権威を振りかざすものは、もうこりごりであります。
穏やかな方についていきたいと、思ったのでありますよ。
夜が白々と明けはじめた。
真っ暗だった天地も、東雲から光が少しずつ立ち昇ってくる。
新しい時代とは常にこのようであろう。
全く予想もつかない人生であり、全く予想もつかない方法で、
我らは運ばれていくのだ。
その時助けになるものは、なんであろう。
力が知恵が、何の役に立とうか。
その人から溢れる穏やかさとたおやかさだけが、多くの人を引き寄せる。
いつの時代もまたこれからもそうであろう。
新しい時代の夜明けとは、かくの如きである。
穏やかなものが、少しずつ眼を覚ますのだ。
暗い暗い夜の闇の淵に眠っていた、善良な魂たちは、
一人ずつ眼を覚ます時が来たのだ。
そのものたちを祝福する思いで、これからあなたは生きていくのです。
悔し涙を流し、そして苦しい思いをしながら、いくつかの暗い情熱と、そして時にときめきと希望と明るい情熱と、この二つの情熱を携えて、そこに意味のある人生を切り開くのは、実にこの穏やかな清浄なのである。
あなたの人生は、多くの人に希望を与えるであろう。
いつまでも優しく、穏やかであることを忘れなきよう。
陽はまた昇る
それは確実にやってくる
はい
ゆっくり息を吸って
ゆっくり息を吐く
もう一度
ゆっくり息を吸って
ゆっくり息を吐く
はい
ゆっくり眼をあけて
アロマタマシイヒーリングの感想
香りは、3本合せたらパンッと破裂音がして私を包みました。
まるでシャボン玉の中に居るようなフワフワした平安な世界。
美しく眩しく光の揺らぎの中、乗り物のように香りに包まれ
飛んで時空を超えて魂の時代に誘われました。