ノマドランド NOMADLAND🇺🇸#映画感想文
昨日、ずっと気になっていたノマドランドをkino cinéma天神で見てきた。2020年6月に福岡天神エリアにオープンした複合施設、カイタックガーデン内にある。
真っ赤なシートに、大きめの椅子で座り心地も良かった、一番後ろの席に座ったが、スクリーンは、T・ジョイ 博多やユナイテッド・シネマキャナルシティよりも小さいが字幕は見やすく感じた。
ノマドランドを見た感想は、私にとって新しさを感じる映画だった。なるべく事前に、映画に関する情報を入れずにいったので、バンライフに生き甲斐を感じている、また放浪を楽しんでいるロードムービーかと思ったが、もっと深い映画だった。
アカデミー賞で主演女優賞を受賞したフランシス・マクドーマンドさんの無言の時の演技は、内面の力強さを感じたし、フランシスさんが演じるファーンの自分に正直な生き方も良いなと思った。また、ノマドランドは、言葉がなく、映像だけで見せるシーンが何回もあるのだが、見ている観客に何かを問うている感じがする。
また、空、雲、風、雪、森など大自然の描写が美しさと自然の中で生きる厳しさを見ている者に感じさせる。
ノマドランドに登場する方達は、様々な理由でノマドライフを送ることを選択している。2008年の経済危機の影響で家を失い、自家用車で寝泊まりするしかない人達もいるが、過去に身内との死別を経験した男性。余命宣告をされて余生を自由に生きたい女性が描かれていた。
日本でも大多数の方は、会社や学校に通い(最近はリモートの会社も増えてる) 、住む家がある。でも世界(アメリカ)には、自家用車で寝泊まりをしている人もいて、人の生き方は様々だなと改めてこの映画を見て思った。(もちろん日本にもバンライフをしている人がらいることは知っている。)
私も日本以外に三カ国住んできて、マイノリティな生き方をしている。今後、後悔ない選択をして生きていきたい。
是非、ノマドランド見て下さい。それぞれに感じることがあるはずだと思う。