人口動態に注目することはなぜ重要なのか??
経済とか金融というとすっごく難しいイメージあるけど、意外と一つ一つ分解していくとシンプルだったりします。
要は知っているか、知らないか。それだけの世界。難しい数式も必要ありません。
四則演算ができれば、算出できるものばっかりです。それがわかってから僕にとって経済というものはすごく身近になりました。
今回は人口動態について述べたいと思いますが、これこそが経済を予測する上でもっとも重要なのでは?と思うほど大事な指標だと思っています。
人口動態は運命のように当たる!
と言われています。どういうことかというと、今20歳の人が日本に100万人いるとします。10年後に30歳は何人いるか?ということは予測がつきます。そう、約100万人です(死亡率とかは一旦は無視します)。ということをか考えた時に、それぞれの年代が何年後に何人になるか?ということは、現在の世代を見れば一目瞭然です。当然、戦争・パンデミッ・移民などを考慮すると多少の前後はあるかもしれません。が、それを抜きにすると高確率で予測は当たると言えます。
人口動態がわかると、伸びる産業・業界がわかる!
そして人口動態がわかると、これからはどの業界が伸びていくか?ということが容易にわかります。なぜなら各年代によって、欲しいものは異なってくるからです。例えば20代・30代の人口が多い国は車、レジャー、音楽、PCエレクトロ二クス産業が伸び、40代・50代が多い国は不動産、教育(こどもの為に)が伸びる可能性があります。60代・70代が多い国はおそらく健康や医療のニーズが多くなるでしょう。シニアの人がスポーツカーや不動産を欲しいと思うでしょうか。一定数はいると思いますが数でいうと僅少ですよね。。。
つまり、各年代のトレンドを見れば、これからどのような業界がはやるか?ということがわかります。
また補足すると世界のトレンドはベビーブーマー世代が牽引すると言われています(人口が多い世代なので)。10代、20代の1960年代、70年代は車やロックが流行り、80年代、90年代になると不動産バブルが起こったように。これからはヘルスケアが急成長するのでは?と言われています。
人口が拡大する国は何をしても成長するし、縮小する国は何をしても頭打ち
ということを考えた時に、これからの日本の未来はどうなるか??
結論、ヤバいやんということになります。
日本は直近で人口ピークを迎えた後、毎月100万人の人口減少が起きています。
このままいくと2050年には1.2億人→0.8億人まで減ると言われています。
4千万人って結構すごくて、仮に牛丼を毎日食べたとして、365×3回×客単価(500円)×4千万人=20兆円です!!
市場から20兆円が失われます。
GDPも一人当たりの生産性が変わらなければ、500兆の約1/3の180兆円が失われて行きます。
逆に、人口が伸びる国はどんどん市場が大きくなります。
はっきりいってチャンスです。
それなのでこれから日本で勝負する!ということは今までとは違った結果になることを覚悟しなければいけません。
先日、経産省の最年少で政策アドバイザーになった人のセミナーに行ったら、人口が伸びてきた親世代の言うことを聞かないことが、今の時代の正しい選択ということを話していました。
たしかに!笑ってことは、親世代に当たる大企業の上司や経営陣の言うことは・・・?
ということですよね。
これからは自分で考えて行動する習慣を身につけていかないといけないということで、ミレニアル世代として頑張りたいと思います!笑
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