2023年日本映画賞まとめ【2/11時点】
こんにちは。今回は日本映画賞まとめをやっていこうと思います。
現時点で結果が出ていないのは日本アカデミー賞のみというところまできました。
※略称などは以下の記事を参照
作品賞
報知、日スポで受賞した『月』、TAMAで受賞した『怪物』、受賞はありませんがTAMA以外の全てで候補にあがった『福田村事件』が首位を走ります。
続いてブルーリボンで受賞した『ゴジラ-1.0』が追います。『月』以外に唯一複数受賞しているのが『せかいのおきく』で、毎日とキネ旬という権威ある映画賞で高く評価されているのが興味深いですね。
後半戦で追い上げてきているのがアカデミー賞ノミネートも果たした『PERFECT DAYS』です。
個人的には『エゴイスト』がもっと伸びると思ったんですがイマイチですね。素晴らしい作品なので推したい…
監督賞
ここは『月』石井裕也の独走状態といっていいでしょう。4賞で受賞しています。続いて5ポイントが『怪物』是枝裕和、報知の受賞を含む5ポイントが『ゴジラ-1.0』山崎貴です。
受賞はないものの、コンスタントにノミネート数を稼いだのが『福田村事件』森達也です。
前半戦で快走したのは『エゴイスト』松永大司、そして後半戦で追い上げてきてるのは『PERFECT DAYS』ヴィム・ヴェンダースです。
作品賞では3番手につけていた『せかいのおきく』阪本順治は毎日でのノミネートのみと苦戦しています。
主演男優賞
ここは圧倒的な強さで『エゴイスト』鈴木亮平が独走状態にあります。
そしてここにきて伸びているのはやはり『PERFECT DAYS』役所広司。キネ旬を受賞したのは大きいですね。
次いでブルーリボンを制した『ゴジラ-1.0』神木隆之介が続きます。
ここからは団子状態。『春に散る』佐藤浩市、『ロストケア』松山ケンイチ、『ヴィレッジ』横浜流星が3ポイントで追いかけます。
主演女優賞
ここは混戦状態。飛び抜けた存在がいない状態です。一応TAMAとヨコハマを制した『せかいのおきく』黒木華がトップです。
次いで満遍なくノミネートされている『怪物』安藤サクラ、ブルーリボンを受賞した『こんにちは、母さん』吉永小百合が続きます。
ヨコハマを受賞した『ケイコ 目を澄ませて』岸井ゆきの、TAMAを受賞した『658km、陽子の旅』菊地凛子、日スポを受賞した『愛にイナズマ』松岡茉優、報知を受賞した『リボルバー・リリー』綾瀬はるかが続きます。
キネ旬を受賞した『ほかげ』趣里、毎日を受賞した『市子』杉咲花が後半戦を追い上げているのが注目されます。
助演男優賞
この部門は『月』磯村勇斗の独走状態です。キネ旬を含む4賞を受賞、他の映画賞でももれなく候補入りしています。
ヨコハマとブルーリボンを受賞した『愛にイナズマ』佐藤浩市が追いかける形です。次いで毎日で受賞した『エゴイスト』宮沢氷魚が続きます。
3ポイントで追いかけるのは『こんにちは、母さん』大泉洋と『首』加瀬亮です。
助演女優賞
キネ旬を含む3受賞の『月』二階堂ふみがトップです。次いで『ゴジラ-1.0』浜辺美波が続きます。
そして『怪物』田中裕子、『エゴイスト』阿川佐和子、『キリエのうた』広瀬すずが追いかけます。
注目すべきは『高野豆腐店の春』中村久美でしょう。ヨコハマを受賞しています。
個人的には阿川佐和子が本当によかったのでもう少し伸びて欲しいですね。
脚本賞
ここは毎日とキネ旬を受賞した『せかいおきく』がトップです。次いでヨコハマを受賞した『そばかす』、そして毎日と日アカにノミネートされた『福田村事件』が追います。
アニメーション映画賞
トップを走る『君たちはどう生きるか』『BLUE GIANT』は、この部門がある3賞でいずれも受賞はしていません。日アカはどちらかな気はしますが。
報知で受賞したのは『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』、毎日で受賞したのは『アリスとテレスのまぼろし工場』でした。
ドキュメンタリー映画賞
色々と問題が生じてくるかもですが、毎日とキネ旬以外の映画賞も選出して欲しいですね。本家アカデミー賞でもドキュメンタリー映画賞は注目されるところですし。
毎日を受賞した『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』とキネ旬を受賞した『キャメラを持った男たち-関東大震災を撮る-』がトップです。
撮影賞
ヨコハマを制したのは『ケイコ 目を澄ませて』、毎日を制したのは『月』でしたが、日アカではどちらもノミネートされず。どうなるでしょうか。
美術賞
時代物の『せかいのおきく』、そして大きく予算をかけたであろう『ゴジラ-1.0』が現時点のトップです。
音楽賞
毎日を受賞したのは『658km、陽子の旅』でしたが、日アカではノミネートされず。
録音賞
ここは『ゴジラ-1.0』だと思いましたが、毎日はまさかの『せかいのおきく』でした。『せかいのおきく』は日アカではノミネートされていないので確実に『ゴジラ-1.0』な気がします。
編集賞
比較ができないのでノーコメント。
照明賞
本家アカデミー賞にはない部門。こちらも比較できないのでノーコメント。
ということで今回のまとめは終わります。
おおさかシネマフェスティバルと高崎映画祭のことをすっかり忘れていたので、日アカが発表され次第追加して総まとめする予定です。