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肥大化する漠然とした悩み・不安

抱えている悩みの経緯を客観的に紙に書き下ろして自分のおかれた状況を俯瞰することは、その悩みと等身大で向き合うことができるいい方法だと思う。

このとき、何もその悩みを解決しようとしなくてもいい(無論解決できたほうがいいが)。なぜ今漠然と不安を感じているのか、なぜ最近漠然と自信をなくして消極的になっているのか、なぜ最近なんとなく人間不信気味なのかを自分なりに客観的に原因づけて紙面で整理するだけでも、その「漠然とした」「何となく」という曖昧さを排除してそれの本質を見抜くことができるからだ。

僕は、紙に書き出したり、こうしてタイプして文字にしたりしない限り、「漠然とした」「何となく」の不安というのは際限なく膨張し、必要以上にそれに苦しめられることが多かったと思う。

頭の外に吐き出さないと、その悩みに対する堅実で合理的な対処よりも不安、後悔、恐怖などの負の感情だけが目立ち、それらが先行してしまう。

その不定形で実体の定まらない負の感情に対して、「言葉」というはっきりとした輪郭を与えることで、その悩みが持つ本質的な問題を初めて認識することができる。


最近どうも漠然とした無気力、物足りなさを感じていて、ついさっき自分の状況を書き出してみただけで、わずかではあるが冷静に、前向きになれた気がした(もちろん悩みはまだ解決していないが)。


「ジョハリの窓」という考えがあるが、自分のことは自分が思う以上にわかってないし見えていないと思う。自分が今どんな状況で何に対して悩んでいるのか、適切に言葉で吐き出しながら暮らしていきたい。


今日はこのへんで。

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