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本棚紹介;日常の隣にある『怪』『妖』を描く note 創作

『ヒミツの図書館/創作棚』からの紹介シリーズです。

さて、この人は、
note の森の中で見つけた作家
と私がひとり勝手に思い込んでいる……ええ、実は、密かに自慢にさえ思っているのです。
4年近く前に始めた別のアカウントでもこうした書棚を持っていましたが、この作家の初期(たぶん)作品をいくつも納めています。
今回紹介させていただく中でこちらの書棚に入れていない作品があるのに気付き、急遽2作を配架しました。

この記事の最後に、一番好きな作品を紹介していますので、どうかそこまでお読みいただきたく。

短編から中編まで書かれていますが、分割掲載の長い作品も、全体分量がわかる形でアップされているので、冒頭から彼岸までの距離を目測しつつ読ませていただけるのがありがたい。

創作の多くは、日常を描くかに見えて始まり、いつの間にか怪しい/妖しい影が忍び寄ってくる。知らず知らずその影は読者の手足にも絡みついてくる。
簡潔な情景描写の中に心理描写が巧みに織り込まれていて、物語の深みに取り込まれていく……。

この人は note 掲載作品のほとんどが創作のため、一体、どんな人が書いているのだろう ── 読んでいて、ふと思うことがあります。
作者像が謎の分、読者の脳裏に『妖』がそのまま入り込んでくる、という効果も加わるのかもしれません。

さて、最後に紹介させていただくのは、当初、10回ぐらいに分割連載されていたものをまとめた中編作品です。
もちろん、『妖』は全体に漂っていますが、何よりとても美しい物語で、どこからか妙なる音楽が漏れ聴こえるような作品に浸ります。


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