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傷つきながら紡がれた最奥の言葉は、クソ世界を生き抜く力になる

エッセイ的な文章です。 メルマガシーズン4では無料の「絶望日記」と、 有料の「考えすぎのあなたに贈る5,000文字」というふうに、 分けて書いてきましたが、 シーズン5からは、月…
月に3~10本ぐらい、3000~10000字の記事が読めます。魂の奥底の言葉を紡いでいき、単品購入…
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記事一覧

【短編小説】 聖書

――1 修治は目覚めてコーヒーを飲んだが、 味はしなかった。 カーテンを開けると日はすでに…

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陣内俊
2日前
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冷笑の時代に熱く生きる

もちろん、「部族」から「自由」になった人々は 「ドヂ」な振る舞いによって、 「部族」の「は…

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陣内俊
2日前
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異臭を放った宝石

ほんのひとときでも 自分がどれだけやったか 窓に映ってる素顔を誉めろ  ―――WOW WAR TO…

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陣内俊
9日前
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脱学習の人生学

学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、 なお残っているもの、それこそ教育だ。  ――…

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陣内俊
2週間前
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秋風と文章と

ギリシア語の「プネウマ(pneuma)」という言葉は、 風と息吹を意味します。 キリスト教の世…

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陣内俊
3週間前
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僕は大学で何を学んだのか

まず、勉強とは、獲得ではないと考えてください。 勉強とは喪失することです。     ――…

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陣内俊
1か月前
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電車の人生とバイクの人生

本来の自己とは、精神的な諸活動の創造者である自己である。 偽の自己は、実際には他人から期待されている役割を代表し、 自己の名のもとにそれを行う代理人に過ぎない。 確かに、ある人間は多くの役割を果たし、主観的には、 個々の役割において彼は「彼」であると確信することができるであろう。 しかし実際には、彼はこれらすべての役割において 他人から期待されていると思っているところのものであり、 (中略)本来の自己は偽の自己によって、完全に抑えられている        ――――『自由か

¥199

世代交代って何だろう

師の跡を求めず、師の求めたるところを求めよ  ――――空海 ▼▼▼門前の小僧の16年間▼…

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陣内俊
1か月前
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僕たちは何のために映画を観るのか

社会学的想像力とは、政治的なものから心理的なものへ、 ある単一の家族の調査から世界の国…

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陣内俊
1か月前
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今日も順調に右肩下がり

べてるは幸せな人生を送らせてくれる場所である。 おそらくそれは昇る人生ではなく、 ゆっく…

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陣内俊
2か月前
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人生というロードムービー

人生が最終的に聖なる場所に赴く旅ならば、 人生は結局、巡礼だとも言える    ――――遠…

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陣内俊
2か月前
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自分語りと世界語りと希望づくりと

わたしたちの読書行為の底には 「過去とつながりたい」という願いがある。 そして文章を綴ろ…

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陣内俊
2か月前
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新しい祈りを探す旅

「ツーリズム(観光)」の語源は、 宗教における聖地巡礼(ツアー)ですが、 そもそも巡礼者…

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陣内俊
2か月前
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じゃがいもの畑と情報の畑

自分の五感から入ってきたものを「情報化」せずに、 誰かがすでに収集した情報をこれ幸いとばかりに重宝する。 こうした「情報処理」を主とするネットの世界はますます膨張し、 その一方で、あろうことか 農業や漁業といった一次産業がないがしろにされている。 現代の風潮はますます情報処理に偏っているように感じられ、 由々しき事態です。            ―――『子どもが心配』養老孟司著 62頁 ▼▼▼北海道の農業地帯を散歩して考えたこと▼▼▼ これを書いている8月8日現在、

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