⑧ 小・中・高・大、それぞれに役割があり、それに合わせて先生の役割も変化します。
それぞれの段階で役割がもちろん変化します。
私なりの考えですが、役割を書いてみます。
〇 役割
小学校:学ぶ習慣をつける
中学校:学び方を知る
高校:自分で学ぶ力をつける
大学:専門性を学ぶ
〇 詳細
・小学校
6歳から12歳までの間には、集団で過ごすこと、勉強をすること、など初めて経験することがたくさんあります。
その中で、多くのことを学んでいきます。
学び続ける姿勢が重要とされている昨今。
大人になっても学び続けることに抵抗感を抱かずに、自分が学びたいと思うことをとことん追求できる、そんな意欲が必要になります。
だからこそ、初めてをたくさん経験する小学校の間に、「学ぶ」ことへの習慣をつけることが大事だと思っています。
そのために、学校ができること、意識することは、「学ぶことが楽しい」と思えるような仕組みつくりや、工夫をすることであると思っています。
・中学校
小学校では「学ぶ習慣をつける」ことが役割だと書きましたが、中学校では「学び方を知る」段階だと思っています。
どういうことか、学ぶ習慣があっても、学び方を知らないとせっかくの学びも効果が少なくなる。
自分にあった学びはどんな勉強方法?、本当に効果的な学びはどんなものなの?、自分にあったペースは?
そんなことを知り、実践していく、それが学び続ける大人に成長していくと思っています。
・高校
小学校では「学ぶ習慣をつける」、中学校では「学び方を知る」、と書きました。では、高校では「自分で学ぶ力」が必要だと思います。
どういうことか。
高校では中学校よりも専門性が必要となっていきます。
そんな中で、自分が好きなものを、自分の力で学んでいく。そんな力が必要となります。
自分の将来のために、何を学びたいのかを考える、時には必要な資格を取得する、ここでは、「自分で学ぶ力」がものをいいます。
学ぶ習慣があっても、学び方を知っていても、自分自身で学ぶ力がなくてはいけないと思っています。
・大学
小学校では「学ぶ習慣をつける」、中学校では「学び方を知る」、高校では「自分で学ぶ力」をつける、と書きました。
では、大学では、「専門性を学ぶ」だと思っています。
もう、「そりゃ、そうでしょう」という話ですが、、、
小学校で身に着けた「学ぶ習慣」、中学校で身に着けた「自分にあった学び方」、高校で身につけた「自分で学ぶ力」、その集大成としては、これらをいかして「専門的なものを学んでいく」、だと思っています。
大学に進学しない人もいます。
そのため、高校で身に着けてきた自分自身で学ぶ、ということを行う中で興味を持ったこと、疑問に思ったこと、気になるな、と思ったこと、などなんでもいいです。その自分自身の興味を追求していくためにあるのが大学だと思っています。
〇 まとめ
以上が私が考える小学校から大学までの、それぞれの役割です。
勝手に考えたものです。本当は学習指導要領などでちゃんと決まったものもあります。ですので、私の独断と偏見に基づいてつくったものです。
今後、いろいろな経験をしたら、また変わるかもしれません。