「自分らしい」と「結婚」は両立するのか?
”結婚できない”というお悩みをお持ちの方に質問です。
「自分らしく生きたい!」
「我慢なんてしたくない!」
「人と同じ人生なんて絶対にヤダ!」
今までの人生で、こんな事を考えたことはありませんか?
この3つの意見は、おそらく思春期の若者であれば、誰でも考えることでしょう。しかし、この気持ちを30歳以上になっても持っていたら、それはちょっとした問題です。なぜなら、大人になったにも関わらず、現実を見ていないからです。
男性でも女性でも同じです。
もし、「あなた」の男性であり、女性のパートナーが「人と同じ人生なんて絶対にヤダ!」と言ったら、それは結婚して子供をつくって専業主婦にはなりたくないという意味でしょう。
もし、「あなた」の女性であり、男性のパートナーが「人と同じ人生なんて絶対にヤダ!」と言ったら、手堅い仕事に就かず、気ままに生きていきたいという意味です。そんな不安定な男性とは結婚できませんね。
つまり、結婚とは、「パートナーのために我慢する」「子供のために我慢する」というもので、自分らしさや個性を放棄する生活です。そして育児のためには、「つまらない仕事」をする必要があります。なぜなら、つまらない仕事ほど安定しているからです。
皆さんは、トレードオフと言う言葉をご存知でしょうか?
トレードオフは「両方を同時に選べない状態」を指す言葉です。2つの選択肢がある状態で1つを選択すれば他方が成り立たない状態や、一方が得をすれば他方は損をしてしまう状況を表します。
つまり、「自分らしい」と「結婚」はトレードオフの関係だという事です。
この事実に、結婚適齢期前に気がつく必要があるのです。もしくは、周りの人がなんとなく知っており、強制的に教えてくれればいいのです。優しい両親が「好きなようにしろ」と言ってくれたら、それは残念ながら責任の放棄なのです。
そして最後に悲しい事実。
多くの結婚しなかった人、結婚を選ばなかった人がこの事実に気がつくのは35歳以上になってから。それでは・・・残念ながら遅いのです。
年齢が高くなるに従って、普通の人生、他人と同じ人生を受け入れる心づもりができたとしても、理想の異性が近寄ってくる可能性は限りなく低くなってしまいます。
もし、まだ自分のこだわりを持っている人は、試しに自分の個性や思い込みについて考えてみてください。そして、自分から見て、こだわりを強く持っている異性を魅力的に感じるか?こだわりを持っている異性と結婚したいか?よく考えてみてください。それによって何か変わるかもしれません。
明日は、既婚者の愚痴について考えてみたいと思います。
また明日、お会いしましょう。