天高く・・・
それは
ある日の昼休み・・・
キーンコーンカーンコーン♪
しゅなヲ「よーし!昼休みだ!」
その頃しゅなヲがハマっていたのは
「ブランコ」
ハマるとそれしか見えなくなるしゅなヲ氏
あほのように
毎日こいでいる
何でそんなに楽しんでいられるのかは
今の私にもわからない
しかし、周りは飽きが来るもの
そこで何が起きるかというと
ブランコから
立ち上がったり
靴を飛ばしたり
飛び降りたりして距離を競うこと
わたしもなんやかんやで参加しては
普通に乗っていた
すると見ている側が飽きたのだろう
四つ上の先輩が声をかけてきた
先輩「おう!お前それもっと面白くしてやろうか?」
しゅなヲ「???」
首をかしげていると
先輩「とりあえず乗れよ!俺が押してやる!」
そう言って先輩は勢いよく押してくれた
そしてその押された時の世界はまるで
なにか別世界のように見えた
しゅなヲ「うわぁ~たのしい!すごい!」
いつもとは全く違うスピードで揺れるブランコ
もはや、ブランコが180度の角度で揺れている
進むとき戻るときにとてつもない速度で空しか見えず
天を仰いでいたから多分それくらいだったのだろう
しかし、楽しいのはその前まで
そこまで来てしまうと
もう、恐怖しかない
自分で止められない上にしがみついているだけで
精いっぱいだからだ
いつの間にか私は叫んでいた
そして
しゅなヲ「もういい!もういい!」
止めてもらおうとするが
先輩「大丈夫大丈夫!あとちょい!」
単なる拷問器具と化していた
少して疲労した私は
一瞬気が抜けてしまう
その時だった
一瞬のその時ブランコのほぼ真上に来た私は
手が離れ
2~3メートルから垂直落下した
その後は
痛みで呼吸ができなかったことしか覚えていない
先輩は修業の鐘とともに消え
そのあとは覚えていない
➘しゅなヲはブランコがトラウマになった
➘しゅなヲは肩が壊れた
➘しゅなヲは先輩が怖くなった