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イタリア留学2ヶ月で感じた成長、そして焦り

こんにちは!しゅんです。久しぶりの投稿になります。
今回は留学2ヶ月目を振り返るブログです!おかげさまで、日々充実した濃い海外生活を送っています。この1ヶ月で学んだことをシェアします!
※前回の投稿のリンクも貼っているので、まだの方は合わせてご覧ください!



留学2ヶ月経って、どんな気持ち?

私は今年の9月8日から留学生活を始めたので、早くも2ヶ月が過ぎました。
今感じている感情を数字で表現すると、
「楽しい」が80%、「焦り」が20%といった感じ。
この2つの感情が入り混じったような気持ちです。

留学って楽しい!

まず、80%を占める「楽しい」について話します。
留学生のSNS発信や留学中の友達の話を聞くと、
「授業についていけなくて病む」
「友達ができない」
「中々英語が伸びない」
などのネガティブな声が挙がったりします。
確かに私も、授業はついていくのに必死だし、友達もまだまだ多いわけでもないし、英語で質問されて"Sorry?"と聞き返すこともまだまだあります。

そういう時、私は、「それでこそ留学!」
とリフレーミングしています。なので、「ちょっと苦しい、辛いな」と感じることもありますが、折れることはありません。

むしろ、毎日が新たな発見の連続で、楽しいです!
生まれも育ちも違う人と話していると、自分の中の「当たり前」が壊されていくのを感じます。

例えば、
持ってくるお昼ごはん一つにしても違いが出ます。
塩味で具なしのパスタを食べたり。
その国独自のカレーを持ってきたり。
りんごを丸かじりする人もいたり。
本当に人それぞれで、見ていて面白いです。
そういう自分も、日本米と肉野菜炒めを持っていったら、もの凄く不思議がられました。笑(食べてもらったら、美味しい!と言ってくれました)

昼休みは、大学でのテラスで友達とご飯。
毎日が新たな発見ばかり。

こうやって異文化を肌で感じる経験というのは、留学の醍醐味の一つです。


一方で、感じる焦り

残りの20%を占める「焦り」についてです。
キラキラに見えるかもしれない留学生活も、「毎日100%ハッピー!」というわけではないんです。(少なくとも私はそうです)

憧れだった海外生活にも段々と慣れてきて、一緒につるむ友達もある程度固まってくる、留学生活2~3ヶ月目のこの時期。もちろん、自分の中で少しずつ成長しているな、という実感は持っています。ですが、留学前に思い描いたような理想像にはまだまだ遠いのが現実です。「留学したからって、人間急に変わるわけではないんだなぁ・・・」と実感しています。

だからこそ、「せっかく留学しているんだからもっと挑戦しなきゃ!このままだとあっという間に1年の留学が終わってしまう」と焦りを感じているのが、正直な所です。

未だに失敗を恐れる自分

以前、こんな事がありました。
ある日、ジェンダーの授業で映画のシーンを分析していた時。
"What do you think of this clip?"
(映画のこの部分について、どう思いますか?)
と教授が問いかけ、勉強熱心、かつ英語が堪能な学生達が、次々と手を挙げてレベルの高い議論を進めていきます。

ジェンダーの授業の様子。アクティブな発言が評価される

"Any ideas?"(他に意見あるかな?)
と、教授が言いました。その時、
「自分も一言何か言わないと・・・!」という思いに駆られました。
しかし、手を上げようとした瞬間、心が「キュッ」ときつく締め付けられるような感覚がありました。
「発表するほどの大した意見じゃないか」
「英語に詰まったら恥をかくし・・・」
なんて、心の奥から言い訳が聞こえてきます。
それでも、なんとか勇気を振り絞って手を挙げ、
「I think…」と、拙い英語を組み合わせながら意見を言ってみると、教授が
「Exactly! Thank you for sharing your great idea.」
(そうだね!良いアイデアを教えてくれてありがとう。)
と、満面の笑みで返してくれました。
周りの生徒たちも「うんうん」とうなづきながら自分のことを見ていました。

このとき、自分の中で何かが弾けるのを感じました。
「あれ…..思ったよりも良いこと言えてたのかな?」

自信ってどうやったらつくんだろう?

帰り道に、先程のジェンダーの授業を担当する教授とバスで一緒になり、少し話しました。

ベネチアの島々を繋ぐ水上バス、通称ヴァポレット。
この船で毎日キャンパスへ。

「日本人の生徒の授業への取り組みについて、どのように考えますか?」
と興味本位で尋ねてみたところ、
「日本人の生徒はしっかり授業の予習を行って、課題も真剣に取り組んで、プレゼンも上手で素晴らしいと思う。けれど、議論に積極的に参加しないことが多いから、そこは改善点なのかなと思う。十分に能力はあるから、自信を持って発言してみなよ!」
と答えてくれました。

振り返ってみると、留学前は
「英語を話す環境にいたら、自然と慣れていくはずだ!」
「1年後には自信を持って英語が話せるようになっているかな」
という考えが頭の片隅にありました。

しかし今回の経験を経て、
「まだ英語は話せないから」
「まだ勉強中だから」
なんて言って失敗から逃げていたら、自信なんてつかないし、そもそも一生英語を話せるようにならないなという気持ちに変わりました。

まず自分から行動を起こさないと、自信も実力もついてこないのだと痛感しています。

総じて、留学に来て良かった

よく言われることですが、こうやって大きな目標を持って、失敗できる環境って当たり前じゃないなと思います。
まして両親に安くない学費・生活費を投資してもらって、わざわざ日本から出て海外で勉強しているのだから、縮こまっているなんてもったいない。
変なプライドなんて捨てて、思いっきり失敗した方が自分のためになるし、何よりできないことに挑戦している感覚って心の底から楽しいはず。

最初は頑張ってたくさん名前を覚えて、クラブで話しかけていました。あの頃のハングリーさを。

留学に来て良かったです。
日本でなんとなく過ごしてたら、こんな感覚にはならなかったと思います。
growth mindset(挑戦や失敗を通じて成長できると信じる考え方)を持ち、日々1%でも改善できるように積み重ねていきます。

最後に

今回は自分語りが多めのブログでした。
私のブログは、「留学前の自分に知ってほしかったこと」というテーマで書いています。自分に近い環境の人にとって少しでも役立てば、これ以上嬉しいことはありません!
是非、コメント欄で感想をシェアしてみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。グッドボタンとフォローの方をよろしくお願いいたします!励みになります。

次回は「イタリア留学生の一日」というテーマで書きます!お楽しみに。

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