あの時の食べたパンを私は忘れない
おはようございます。
「LIVIKA」で暮らしをもっと楽しく!新米ライター(予定)HAYAOです。
日清オイリオ×noteで、投稿コンテスト「#元気をもらったあの食事」を開催されているのですが、ふと思い出したエピソードがあるので、書き起こしてみました。
---Episode------
小学生4年生くらいの記憶です。当時の私は、小学校からの帰り道に大雨に降られてしまいました。学校からの帰宅途中、雨宿りに入ることもできずに、濡れたまま家に帰らなければならなくなりました。
家に着くと、鍵を忘れてしまっていることに気づき、母親に呼びかけても誰も出てきてくれませんでした。冷たい雨に打たれたからだは、だんだんと冷えていき、とてもつらい気持ちになりました。
しかし、その時、隣家のおじいさんが私を見かけて、声をかけてくれました。「大丈夫?何かあったの?」と、やさしい声で言ってくれたおじいさんは、私を自分の家に招き入れてくれました。
彼は温かいパンを焼いており、その香りに包まれると、少し元気が出てきました。そして、彼は私に話を聞いてくれて、私の心の中にある不安や寂しさを理解してくれました。
その日の晩ご飯のとき、私は家族に「今日、鍵を忘れてしまったけど、おじいさんが招き入れてくれて、温かいパンを食べて涙が出るほどうれしかった」と話しました。
そのとき、家族も私と同じくらい感動し、おじいさんにお礼の言葉を伝えたいと言ってくれました。(パン屋さんだったおじいさんの売り物だったそうですw)
今でも、その日のことは私の中で大切な思い出の一つです。雨の日に遭遇すると、あの温かいパンの香りや、おじいさんのやさしい言葉を思い出し、元気をもらうことができます。
それは、ただの食事ではなく、私にとっての「元気をもらったあの食事」です。
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