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RAKSULのデザイナーとしてこれまでの業務の振り返り
こんにちは、RAKSULのデザイナーの前田です。
RAKSULのデザイナーとして入社し、早くも4ヶ月(2023年12月現在)。
この間に私が行った業務について是非ご紹介させてください。
自己紹介
はじめまして、前田駿と申します。
出身は栃木県で、最近の趣味は将棋(高校の時に始めたのですが再燃しています)と現代思想の書籍を読むこと(かじりたて)です。
前職
前職は事業会社のデザイナーとして
1.新規/既存事業のブランディング
フード、ファッション、ビューティーなどの小売業を中心とした事業のプライベートブランドや人材紹介事業のブランディング
2.コーポレートブランディング
コーポレートサイトやリクルートサイト、会社説明パンフレット、採用資料など全社のブランディング
3.クライアントワーク
多岐にわたる事業のデザイン制作
上記をメインに行っておりました。
RAKSULへ入社するきっかけ
様々なデザインに携わるうちに、自分が行っているデザインはどれくらい社会を良くすることに貢献できているのだろうと考え始めたのがきっかけです。そんな中、たまたま現在の上長であるジェイさんにお声がけいただき、RAKSULのデザイン組織を知ることになりました。
事業の社会貢献性の高さ、レガシー産業に鋭く切り込むビジネスモデルの革新性。RAKSULにコミットすることでさまざまな産業を改革でき、確実に社会が良くなることへ貢献できる確信が持てたこと、自分のデザインで社会に与えるインパクトの大きさに魅力を感じ、入社を決めました。
コミュニケーションデザイナーとは
デザイン組織におけるポジションは、コミュニケーションデザイナーと呼ばれる領域を担当しています。
具体的な説明は、RAKSULのリクルートサイトを引用させてください。
株主、顧客、従業員、すべてのタッチポイントにおけるコミュニケーションを設計するポジション。プロダクトマネージャー、ビジネスオーナー、マーケターなどさまざまなメンバーと共に課題の本質を見極め、ビジュアル、ノベルティ、ムービーなどによるコミュニケーションを設計することがミッションです。デザインの観点から会社や各サービスのブランド価値を高めることに責任を持って遂行することができます。
上記のように、コーポレートにおける採用候補者/株主/顧客に対する企業価値の向上や、RAKSUL全社のデザインリテラシーの向上を目的とした全社のブランディングを主な業務としております。
具体的な業務
振り返りを兼ねて、これまでの業務の一例をご紹介します。
採用関係
リクルートサイトの追加ページをデザイン
会社に関連するコンテンツの掲載にあたり、リクルートサイトのStories,Media,Eventページを作成しました。
上記のコンテンツを通して、RAKSULの事業内容や企業の理解が深まり、応募意欲が醸成されることを目的として、どのようなUIがユーザーにとって望ましいかを検討しながら進めました。
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「3分でわかるダンボールワン」の記事イラスト
リクルートサイトに掲載する、ダンボールワンという事業の説明記事イラストを作成しました。採用候補者にダンボールワン事業を正しく理解してもらうためには、どのようなイラストが適切か、記事の内容と照らし合わせ、直感的に伝わるよう落とし込みました。
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コーポレート資料関係
決算説明会資料
四半期に一度開催される、決算説明会資料の作成。株主をはじめとするステークホルダーのタッチポイントであり、企業価値向上に直結するため、RAKSUL全社のブランディングとして一貫性のある表現に努め、作成しました。
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ブランドガイドライン
一貫性のあるブランディングを“効率よく”実現できることを目的として作成しました。
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グループイン企業のブランディング
ラクスルファクトリーバーチャル背景/スライドテンプレート
RAKSULにグループインしたラクスルファクトリーのバーチャル背景とスライドテンプレートを作成しました。顧客からの信頼性やブランドイメージ向上、従業員の帰属意識の醸成、企業理念・ブランドの浸透を目的にするにあたり、どのようなグラフィックが望ましいのか検討しながら作成しました。
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株式会社AmidAホールディングスのノベルティ
AmidAホールディングスのグループインにあたり、RAKSULとの親睦会で配布するノベルティを作成。親睦会の後も普段使いできる汎用性の高さを考慮して、必要最低限のあしらいに留めながらも同じVisionを共有していることを再認識できるようデザインにしました。
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ボールペン、パーカー、マグカップ、シールセット、福袋、うちわ、横断幕など、多岐にわたるノベルティを作成
デザイン組織の取り組み
新卒デザイナー採用パンフレット
イベントにRAKSULが出展する際に配布するパンフレットを作成。
候補者の方にRAKSULの認知・エントリーを目的として、企業と各事業、デザイン組織に関する情報を分かりやすいよう改めて整理してデザインしました。シンプルだけど緻密に計算されたRAKSULのデザインらしさをメンバーの皆さんのFBをいただきながら、落とし込むことができました。
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4ヶ月という短い期間ではありますが、本記事のリリースが年末ということもあり、多く制作物を納品していると思うと感慨深い気持ちになりますね。
入社してみて
RAKSULに入社してから、2つ感じたことがあります。
1.仕組み化された環境が整っていること
RAKSULには議事録文化が根付いており、Notionで社内の様々なドキュメントの一括管理/検索ができたり、労務や法務などコーポレートの方々に問い合わせたいときに簡単にできるサイトがあったりと、入社直後のオンボーディングの際の仕組み化された環境に驚きました。まさに「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」というRAKSULのビジョン通り、属人性ではなく仕組み化で解決しようという試みを会社の内部から感じとることができました。
2.OKRの重要性
また、RAKSULではOKRというフレームワークを取り入れており、プロジェクトにアサインする際に都度目的と達成指標を策定しています。
それにより、「あれ、このプロジェクトって結局なんのためのデザインなんだ?」「そもそもこの課題はデザインで解決できるのか?」といった根本的な疑問に立ち返った時や、時間の経過につれてプロジェクトの様相が変容した時にも、都度OKRを確認することでデザインする目的と役割を再認識でき、安心してデザイン作業に臨めます。また、メンバー間でもコンセンサスを取りやすくなり、プロジェクトの進行がしやすくなります。
私がRAKSULに入社して一番驚いたのはこのOKRによる目的意識でした。OKRの策定には労力がかかりますが、同時に一旦作ってしまえばぶれない軸としてデザインに集中できる、仕事を快適に進めるための鍵となるフレームワークであることが分かり、重要性を認識することができました。
今後挑戦したいこと
デザインは目的に対するビジュアルのコミュニケーション手段だと私は考えています。社会課題解決と利益追求が両立するビジネスという領域のかっこよさや有意義さを正しくかつ魅力的に伝達させる。その前提の上で、「心地いい、かっこいい、かわいい」といった感情が自然と湧いてくるようなエンタメ的デザイン性、RAKSULのデザインを見ているとワクワクしてくる、そんなデザインをこれから作っていきたいと思ってます。日々の業務を通してデザインに対する温度と解像度を上げ、全社のデザインリテラシー向上に貢献したいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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