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スキームを真似するだけではできない、手触り感。

こんばんは。社会起業家/中小企業診断士の浜俊壱(shun1.hama)です。
このnoteでは、
「社会起業家/中小企業診断士っていいですね。」

「どうやったら独立できるんですか?」
「どうやったら経営は上手くできるんですか?」
「何をどういう風に考えているんですか?」

と、よく聞かれることを
自分の人生の棚卸し日々考えていることの言語化を通してお伝えしていきます。

毎日noteを書き続けて、今日で529日目。3,000日チャレンジ達成まで残り2,471日。

今日は朝早くから取引先のゴルフコンペに参加させて頂きました。スコアはボウリングか?と思わず感じるくらいで散々でしたが、秋晴れの爽やかな陽気を楽しめました。
その分、仕事は夜中作業に回っていくため、今から正念場です。
はじめましての方はこちらもご覧ください↓↓

さて、本日のテーマは「スキームを真似するだけではできない、手触り感。」です。早速書いていきたいと思います。

誰でも情報が取れる現在

情報化社会と言われ続けて久しい現在、Googleでの検索で手に入らない情報は一般的なものですと、ほぼなくなったと言えるのではないでしょうか。

つまり、誰かがやっていることを「真似しよう」と思うと、簡単に真似できてしまうということでもあります。

逆を言うと、自分がやっていることも、簡単に真似されてしまう、ということです。

たとえば、最近ブームになっているスイーツパン「マリトッツォ」。

念の為に補足をすると、

マリトッツォはブリオッシュ生地にたっぷりの生クリームを挟んだスイーツ。イタリア・ローマの名物で、現地では朝食として、バールなどでカプチーノと一緒に食べるのが一般的とのこと。
出所)https://iemone.jp/article/gourmet/mayumi_w_170135/

うーん、この字面だけ見てもピンとこないかもしれませんが、あらゆる所で最近話題の「マリトッツォ」という触れ込みでコンビニでも登場してきています。

このマリトッツォのように、ブームと呼ばれるものは、オリジナルを模倣して広がっていくように思います。

ビジネスモデルを真似したら

これと同じような話がビジネスモデルでも当てはまります。
たとえば、サブスクリプション制度。

これは、月々の定額制でサービスをいくらでも受けられるシステムのことです。会員制度のようなものであるとも言えます。

このモデル自体も目新しいものではありません。
定額制という概念は、携帯電話の通信料金でも昔から見られる考え方でした。

それが、飲食店やシェアカーなどの今まで、定額制を導入することがなかった業界に取り入れられていることが、従来と比較した革新性だと言えます。

このように、他業界のモデルを違う業界に転用することは、効果的な場合があります。

ですが、同業界において成功しているモデルをそのまま取り入れるだけですと、おそらく失敗すると私は考えています。

なぜでしょうか?

手触り感の残る領域はどこか?

ビジネスモデル自体がシンプルであれば、あるほど、真似はしやすいです。

その一方で誤解されがちなことは、シンプルに見えるビジネスモデルも実は裏側は複雑なオペレーションや行動原理が支えている場合があるということです。

そのため、表面上のシンプル性に飛びつき、真似をしても現実上手くは進まないということも往々にしてあります。

特に、ビジネスモデルの転用は机上では、最もらしく見えるため、同じモデルでの提案がしやすいです。

しかし、実際に始まってみると、思ったような成果が得られず、もしくは実行当初から取組が進まないという状態に陥る場合があります。

その見落とされがちな部分が実は、アナログな部分だったりします。

たとえば、人と人のコミュニケーションによって成り立つ部分。

これはシステマチックにはできない部分だと私は考えます。配慮のきめ細やかさや、温かさといった「手触り感」が必要な領域です。

そして、この手触り感は費用対で考えると割に合わないと判断される部分かもしれません。

3年間で作り上げてきた模倣困難性

私たちが行っている誤嚥性肺炎ゼロプロジェクトも、この手触り感を重視しています。

このプロジェクトもモデル自体だけですと、わりとシンプルです。

創業して3年間は、どちらかというと、裏側の情報だったり、モデルの部分はオープンにしないという戦略を取ってきました。

ですが、これからは取組を加速度的に拡大していくため、色んな情報をオープンにしていきます。

それは、ビジネスモデルを真似されたとしても、模倣されることが難しいという内容を3年間で作り込めたからです。

ですので、表面上の情報が広がるにつれ、自分たちでやろうとしたけれど、できなかった、というヘルプが私たちへ入る可能性が高まると考えています。

情報をオープンにしていくということは、オープンにした情報よりも内部では数歩先をいくといった進化をしていかなければなりません。

ベンチャーの強みは、スピードです。
仮設と検証、そして構築という部分は規模が大きくなっても少人数で意思決定していくという体制を維持していくことが必要だと感じています。

そして、何よりも、模倣困難性を支えるのは「人」です。
手触り感を生み出すのも「人」。
仮設と検証、構築していくのも「人」。

だからこそ、志があり、キラリと光る何かを持っている人がいたら、つい一緒にやりませんか?と誘いたくなってしまいます。

多くの才能ある人が集まれる組織にし、世の中をより良くしていくため、しっかりとした事業基盤をこれからの2~3年で確立していきたいと考えています。

今日のゴルフのように意気揚々と乗り込んでいっても結果が噛み合わないということもあります。
それでも、歩みを止めずに粘るということが、結果を出す中でも大事なんでしょうね。

結果を出す簡単なモデルというのも、またないのでしょう、きっと。

・・ということで、今日はここまでです!
最後まで読んで下さりありがとうございました(^^)

明日も皆さんにとって、良い一日となりますように!!

まとめ

・インターネットを通して誰でも真似でき、真似されやすくなっている。
・他業種の成功事例を取り入れることは一定の効果がある。
同業界において成功しているモデルをそのまま取り入れると、おそらく失敗する。
・手触り感が支える領域が意外と、キーファクターだったりする。
何よりも、模倣困難性を支えるのは「人」

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