個人事業主から法人になる時。
こんばんは。社会起業家/中小企業診断士の浜俊壱(shun1.hama)です。
このnoteでは、
「社会起業家/中小企業診断士っていいですね。」
「どうやったら独立できるんですか?」
「どうやったら経営は上手くできるんですか?」
「何をどういう風に考えているんですか?」
と、よく聞かれることを
自分の人生の棚卸しや日々考えていることの言語化を通してお伝えしていきます。
ほぼ毎日noteを書き続けて、今日で968日目。3,000日チャレンジ達成まで残り2,032日。
今日もあっという間にこの時間。。。
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さて、本日のテーマは「個人事業主から法人になる時。」です。早速書いていきたいと思います。
創業から7年目での法人化
私は独立した時は個人事業主として開業届を出しました。
今から6年前のことです。
その後、いくつかの法人を設立した後も、個人事業主としても細々と活動をしていました。
日中のメインは各法人の経営に時間が取られるため、個人事業主としての活動は世間が休んでいる間の夜中もしくは朝方、休日にどうしても集中してしまいます。
そんなことを続けていると、こちらもだんだんと仕事を多く頂くようになり、気づけば売上でも一定以上となっていました。
そこで、先月の5月10日についに法人化の手続きを完了させました。
でも、本当に法人化する必要があったのか?というと、必ずしもそうではないということもあります。
なぜなら、税制面から見ると、個人事業主として経費計上できた方が法人化よりも税金が低く済ませることもまだ可能な範囲だからです。
では、一体、なぜ法人化をするに至ったのでしょうか?
法人化をした理由
私が個人事業主を法人成りさせた理由は大きく3つです。
①関わる金額の増加してきたから
私が個人事業主として関わることで、得られる相手へのリターンの金額が数十万円という範囲から数千万円以上と次第に増加をしてきました。
けれど、一歩間違えたら、逆に数千万円以上の損失を出すということになると恐ろしいです。
その損失は私の責任ではないにも関わらず、相手方から訴えられたらどうでしょう。
個人事業主の場合は無限責任です。
万が一を考えると個人事業主のままでいることは大きなリスクだと判断したからです。
②取引先の規模拡大のため
私の取引先も有り難いことに、年商数億円〜数百億円以上の規模の企業と仕事をさせて頂くことも増えてきました。
そうすると、相手からしたら個人と仕事をするよりも、法人同士で仕事をするということの方が自然なことが多いです。
そのため、個人事業主ということで関係性を築けないというケースがあるのであれば、大きな機会損失に繋がりかねません。
現実、名刺交換をした際に、個人事業主?と尋ねられて、それだったら依頼はしないなぁと言われたこともあります。
③確定申告の煩わしさからの解放
最後の理由は、確定申告の煩わしさから解放されたかったからです。
個人事業主は確定申告をする必要があります。
法人を複数経営していて、それぞれの決算期がバラバラであるため、しょっちゅう決算および法人の確定申告をしているような状況があります。
それに加えて、個人の確定申告も自分で全て行ってきました。
さすがに、自分の分までも確定申告に追われることからそろそろ卒業したいという思いがありました。
法人からの取得のみであれば、個人の確定申告も経費仕訳がない分、随分と楽に作業ができます。
法人の税務面は顧問税理士が対応してくれます。
個人の確定申告作業の煩わしさから解放されるのは大きな魅力です。
インボイス制度への対応?
その一方で、インボイス制度がまもなくスタートしそうですよね。
インボイスに真面目に対応しようとすると、特に個人事業主にとっては、いろんな不都合や煩雑さが増加することが懸念されています。
このタイミング法人化することでインボイス制度への順応もしやすくなるのではないかと思います。
もし、あなたが今、個人事業主であれば、「いつの日か法人化を。」ということを考えているかもしれません。
ですが、法人にした場合、税務上や労務上、その他でも管理しなければならないことが格段に増えます。
それについては、顧問税理士や顧問社労士などの外部パートナーの力を借りることで、その管理も最小限の負担で突破できるのではないでしょうか。
もしかしたら、それくらいの方がいつまでも悩んで結局法人化しなかったという選択よりも良いのかもしれませんね。
・・ということで、今日はここまでです!
最後まで読んで下さりありがとうございました(^^)
明日も皆さんにとって、良い一日となりますように!!
まとめ
・先月の5月10日についに法人化の手続きを完了
・法人化するのは、お金のためだけではない。
・法人化をするタイミングは思い立ったが吉日。
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