社会課題を解決するの浸透。
こんばんは。社会起業家/中小企業診断士の浜俊壱(shun1.hama)です。
このnoteでは、
「社会起業家/中小企業診断士っていいですね。」
「どうやったら独立できるんですか?」
「どうやったら経営は上手くできるんですか?」
「何をどういう風に考えているんですか?」
と、よく聞かれることを
自分の人生の棚卸しや日々考えていることの言語化を通してお伝えしていきます。
noteを書き始めて、今日で973日目。3,000日チャレンジ達成まで残り2,027日。
今日は三連休最終日ですね。祝日は毎回ありがたく感じます。問合せや打合せがないため、今まで溜まっていたやらなければならないことを片付けるのに最適な日です。おかげさまで、諸々整理ができました。
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さて、本日のテーマは「社会課題を解決するの浸透。」です。早速書いていきたいと思います。
なぜ、社会課題の解決が注目されているのか?
最近、テレビやネット記事で「社会課題を解決する」ということを良く見聞きするようになったのは私だけでしょうか?
その背景に、SDGsで持続可能な社会を目指すことを掲げる世の中の流れがあるからだと私は推察しています。
そもそも、社会課題の解決とはどういったことを指すのでしょうか。
ざっと、調べてみるだけでも、こんなことが社会課題解決の文脈で挙げられています。
これを基に考えると、私が属しているのは、社会課題解決型のスタートアップということになりそうです。
でも、こう考えていくと疑問が出ます。
「今までは社会課題解決型のスタートアップは少なかったのか?」
「スタートアップでなくても企業として存在していなかったのか?」
・・と。
一体どうなんでしょうか?
今まで、企業は社会課題を解決していなかったのか?
今の日本で上場している大企業と呼ばれている企業の多くは、創業から数十年経っている企業が多いのではないでしょうか?
結論からですが、その大企業は創業当時からしばらくは社会課題解決型のスタートアップだったが、いつの間にか社会課題の解決ではなく規模拡大・売上至上主義となってしまったというのが私の見解です。
例えば、自動車業界にしても、移動を馬車からエンジンに、エンジンも環境負荷を低減するものへ、という具合に社会課題の解決とビジネスを上手に結びつけて成長してきたことでしょう。
でも、企業や市場が成熟してしまうと、惰性で進んでいてもそれなりに日常は回っていってしまいます。
そうすると、新たな社会課題の解決をしなくても特段問題なく、その優先順位が次第に落ちてしまうという状態になるのではないでしょうか。
でも、そもそも多くの人の悩みや願望から逸脱した商品やサービスではいずれ市場原理からも先行きが不安定になる。
多くの企業がそのような状況の時に、このままではダメだということでSDGsをキッカケに原点回帰をする流れから社会課題の解決を、という文脈が色濃くなった。
そのように私は捉えています。
社会課題の解決よりも社会の課題をどう見つけるかが大事。
社会課題の解決ということは、先述の通り色んなものの新しい組み合わせ「新結合」から生まれます。
でも、そもそも、課題が何なのかが分かっていない、適切に捉えられていないと解決の仕様がありません。
したがって、実は社会課題に関しては「解決」よりも「課題」の発見の方が遥かに大事なことではないでしょうか?
では、課題を発見するにはどうしたらよいか?
それは自分の原体験や実際の現場に答えが落ちていたという点が、私が今までやってきている事業で共通していることです。
つまり、課題を発見するためには、経験の中から他にも困っている人・悩んでいる人がいないか。これを解決できたらどれくらいの社会的な価値の創出につながるか?(決して、お金換算ではなく)
ということを繰り返し検証して初めて課題ということの本質が見えてくるのだと思います。
本質的な課題が見つかりさえすれば、あとは解決策を現状とは違う切り口から考えていけば良いだけです。
あなたはどう思いますか?
・・ということで、今日はここまでです!
最後まで読んで下さりありがとうございました(^^)
明日も皆さんにとって、良い一日となりますように!!
まとめ
・社会課題の解決をよく耳にするようになった背景は、SDGsで持続可能な社会を目指すことを掲げる世の中の流れがあるから。
・大企業の多くは創業当時からしばらくは社会課題解決型のスタートアップだったが、いつの間にか社規模拡大・売上至上主義となってしまった。
・社会課題に関しては「解決」よりも「課題」の発見の方が遥かに大事なこと
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