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UiPath FORWARD + TechEd 体験記 2024年版

みなさん、こんにちは。
渡辺俊平です。(@ShumpeiWatanabe)

アドベントカレンダーでコミュニティのまとめを書いていたら、どうしてもFORWARD + TechEdに触れない訳にもいかず、かつボリュームが膨大になりそうでしたので急遽別枠で書き始めました。(もっと早く書けというツッコミが聞こえてきますw)
ひっそりと空いていた2枚目の14日枠に後追いで突っ込みました!


1. FORWARD + TechEd 開催概要 

オートメーション業界最大のグローバルカンファレンスで、例年秋ごろにアメリカのラスベガスで開催し2024年で通算7回目となります。全世界から約4,000名が集い、今年は「Transform with AI - AI とオートメーションの融合とビジネスでの本格活用」をテーマに多彩なセッション・展示、ワークショップ等が約4日間ほど繰り広げられます。

UiPath FORWARD +TechEd開催概要
週間スケジュール

現地の様子

イベントサイト

2. 事前準備

FORWARD 参加に向けて事前準備について振り返ります。参加目的や何を持ち帰りたいのかゴールを決める、社内調整して予算を確保する等は早めにしておきましょう。

2.1 お得な早割適用で参加しよう

海外のフェスやコンサートでよくあるような早割がFORWARDにもあります。2024年は最大で400ドル割引でしたので、お一人様でももちろん複数人で参加する場合はかなりお得になります。ちなみに5名パックで10%割引、10名パックで15%割引になるので、これを活用して大人数で参加するグローバル勢もたくさんいらっしゃいます。

2.2 団体ツアー: Japan Tour で参加しよう

安心安全に現地までたどり着くためには Japan Tourのパッケージで行くことがオススメです。特に初めて海外に行く方、海外出張に慣れていない方は添乗員さんに着いていけばOKですし、日本から一緒に行く方も多くて心使いと思います。
個人参加より金額はかかりますが参加の目安として、海外で困った時に自己解決できるか?で決めたほうが良いです。

2.3 スピーカーとして参加しよう

FORWARD + TechEdでは、一般公募制でスピーカーを募集していますので、誰でも登壇するチャンスはあります。ただし全世界から多数の応募がありセッション数も限りがあるため必然的に選考は激戦になり、お話しするテーマ、内容、参加者に持ち帰ってもらえるコトが世界レベルで響かないと突破が困難です。スピーカー選考を突破するとカンファレンスへの招待パスがゲットできます。

2024年の選考フォーム

2.4 グローバルアワードに挑戦しよう: AI25 Awards

全世界のAIとオートメーションを活用した戦略的な変革を実現し大きな成果を出した企業のうち25社が一般公募で選定されます。ビジネス成果としての生産性の向上や顧客体験、従業員体験へのインパクトやROIや企業価値の向上はもちろん、環境や社会への影響(ESGなど)も含まれます。

日本企業は一回も選ばれたことがないため、2025年はぜひステージに上がってほしいです!選考指標や受賞に向けたアピールポイントのコツ、どんな企業が選ばれているかなどサイトに掲載されているので、ぜひ見てみてください!

2.5 個別手配で参加しよう

海外慣れしている方は、個別に自己手配したほうが費用的にはお安くなります。変動する費用は下記2つでいずれも早期に手配することでお得に。
①カンファレンスパス
②フライト
宿泊費については、イベント会場のホテルがイベント公式サイトから申し込むことで開催の約1か月前くらいまで一定金額です。なお2024年のフライトに最安値の推移はこちら。

2.6 参加者向け事前説明会 & 交流会: Japan Meetup

FORWARD 現地の参加者向けには事前の説明会と交流の機会を設けております。ハイブリッド開催でオンラインでもZoomで交流できるようにしております。会場では軽い交流の後にも場所を変えて交流が続きますので、こういった機会でラスベガス仲間をつくるのもオススメです。


3. FORWARD + TechEd 現地の様子

現地の見どころはボリューム満点、とても一人では周り切れない規模の会場、セッション、ブース、交流機会に溢れていますので、目的にあわせた取捨選択がポイントになりますね!

3.1 基調講演 - The Future of Business: Robotic and Agentic

メインとなる基調講演では、これまでをAct I 第一幕として振り返り、これから第二幕Act II としてエージェンティックオートメーションに全力で舵を切り価値を提供していくと宣言。他にも世界のユーザー事例やAutopilot for Everyoneの提供開始、またAgent Builderのリリースなどがアナウンスされ、ここでしか体験できない会場の熱気を感じることができます。ちなみに基調講演は、日本語の同時通訳がありますのでご安心ください。

基調講演の要約 by ChatGPT

3.2 Japan Session & Japan Night

日本の参加者向けには、FORWARD の発表内容のサマリーを「日本語」でお届けするJapan Session とその後の交流ディナー Japan Night を開催しています。この場で情報をキャッチアップしたりUiPathへのフィードバックを提供いただく、またはまだ話していない参加者同士で横のつながりをつくる機会になります。ちなみにJapan Nightでは、テールブル対抗のUiPathクイズ大会で大いに盛り上がりました!

3.3 ExpertVille - 展示エリア

グローバルカンファレンスならではの、広すぎるエリアをいかした展示コーナーでは、UiPathのみならずスポンサー企業さんのブースや個別ミーティングスペース、交流スペースがたくさんございます。各ブースではカウンター形式でデモを見たり相談するスタイルです。

グローバル規模で素敵な取り組みをされているユーザーさんのギャラリー

Autopilot たちのデモコーナー

遊び心あるエリアも

ロボットを投げよう!Toss A Botコーナー
ベガスアイスマンによる氷の創作

3.4 Partner FORWARD

グローバルのパートナーカンファレンスでは、パートナー戦略やパートナー施策の展開をはじめ、パートナーアワードの表彰を行っています。

アワード表彰式で、チーム全員がステージに上がることは本当に良いですね!Partner Awards も公募で選考基準などはサイトで確認することができます。2025年は日本のパートナーさんに受賞してほしいです!

3.5 UiPath Friends ラスベガス

現地参加者の体感速報トーク現地ならではのスピーカーを招いたセッションです。Automation Celebration のパーティー後、現地時間の22時から日本時間の14時に向けてライブ配信で日本にもお届けしています。
今年はUiPath認定資格担当からの初公開なお話しやグローバルコミュニティからのお便りも交えてご紹介。また飛び入りでパネルトークに交じったり、体験談を披露いただく方もいて即興で共有しあえるのも良い機会となりました。

アーカイブ配信

ちなみに現地からのライブ配信、けっこう大変で毎回冷や汗ものですw

3.6 認定資格チャレンジコーナー

期間中は、通常は有償のUiPath認定資格が無償で受けられます!日本語でも挑戦可能で受かると合格者限定Tシャツを獲得ができます。
日本からも挑戦してTシャツをゲットしている方がいらっしゃいましたね!
ちなみに合格水準に達しなくても、再受講のバウチャーが貰えるため腕試しや本試験前の予行練習の場としても活用できます。

3.7 ユーザーインタビュー収録

全世界で20名程度が選ばれる中、日本から唯一の出演されたのは ヤンマー建機 田中さん(@steve_tanaka) 2回目の参加でこれを実現される行動力と後ろ姿が本当にカッコよすぎます!

3.8 Industry Summit 

業界ごとに特化したオートメーションのユースケースやユーザー事例が展開されるインダストリーサミットという2時間ほどの集中セッションがあり、2024年は6つのサミットがございました。横並びなのでどれか一つを選びましょう。

  • Cusotmer Experience

  • Financial Services 

  • Healthcare 

  • Life Sciences 

  • Manufacturing 

  • Public Sector 

3.9 TechEd 

2日間に拡充されて、製品の深掘りセッションユースケースを話し合うセッション、またはハンズオンで構築方法を学んだり、あるいはQ&Aだけのセッションでは疑問点を投げかけたり製品フィードバックが出ることも。
全ては見切れないのがもったいないくらいですが、新発表したAgent BuilderやHealing Agentについては拍手喝采な盛り上がりを見せていました。

3.10 グローバルコミュニティ& UiPath Community MVP

全世界からコミュニティメンバーがリアルに集結する機会はこの場しかありません。特に激アツUiPath Community MVP達が多く、言語の壁はなくなったものと思えるくらいの勢いがありました。
CEOダニエルもMVPに会うための時間はしっかりと確保しています!
コミュニティメンバーが集うと、リアルましての方や再会を喜ぶMVPたちのポジティブな空気が流れ、とても活気あるひと時に変化していきました!

UiPath Community MVP + UiPath Friends with ダニエル
コミュニティブース

3.11 Automation Cerebration 

世界から集ったオートメーションプロフェッショナルたちが、日頃の苦労をねぎらい、その取り組みと成果を共有し合ってともに祝福しあう、また新しい仲間を見つける最高の場です。

今年はスペシャルゲストの Earth, Wind & Fire のライブが大盛り上がりでした!

3.12 UiPath ギフトショップ

ご自身へのプレゼントや同僚へのお土産に。日本では売っていないレアなグッズが売っています。

3.13 番外編

①世界のオレンジスニーカーコンテスト
このあと、私もオレンジスニーカー買いました。

② ネームバッジ
ボタンを押してかざすことで名刺交換ができるデバイスが内蔵。その情報がアプリにアップされ、後日エクスポートもできる優れもの。セッション開始の時やパーティーの時にも光る演出があり面白かった。

③ IBMチャンピオンの方とラスベガスで集結
同時期に近くのマンダレーベイホテルで開催されていた IBM TechXchage に参加中のIBM Chanmpionの方々と偶然にも合流し、文字通り会社やツールを越えてMVPやコミュニティについて語り合えて最高でした!


4. まとめ

もしあなたが、今後FORWARDに参加するとしたら、その理由はなぜでしょうか?ChatGPTに聞いてみたら素敵な回答をもらいました。

ChatGPTに聞いてみた参加理由

上記にある点はもちろん大切です。事前に計画して何を学び何を持ち帰りたいのか?自社のビジネスと自分自身にどういかしたいのか?を決めて、積極的に参加することは欠かせません。

一方で、現地に行ってからこそ初めて気づく視点、予想外の出来事から生まれる発見、偶然会った人とのつながりに価値を見出すマインドがあるかどうか?それは「現地でしか体験できないコト、得られないコト」でしょう。
同じ熱量をもったプロフェッショナルが全世界から集結し、同じテーマや課題感を共有し合えば熱く応えてくれる人が現地にはたくさんいます。

「事前計画」 X 「計画外の出来事」

この両方からどれだけ積極的に吸収しようとするか?
これこそが最も大切だと思っています!

その年に、全世界からFORWARD に集まった人達の組み合わせと、それを体験できる時間は一生に一度の機会です!

最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2025年はFORWARD会場にてお会いしましょう!



5. 参考情報

FORWARD での発表内容(日本語版)

UiPath Japan MVPしおちゃん (@Jun96427231) による参加レポート

帰国後UiFesでのFORWARD + TechEd ラスベガストーク

2023年度の体験記

2022年のFORWARD参加に向けて

FORWARD 参加前に読んでおきたいブログ(英語)


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