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菊池俊平
2018年7月30日 23:51
※ネタバレはありません。妻はあまり、映画が好きではない。戦闘シーンがある映画にいたっては、はっきりと嫌悪感を示す。なので、このゾンビ物の映画も、おそらく観るのを拒むだろうと思い、誘わなかった。否。SNSのタイムラインや口コミで、「この映画は本当にすごい!」という情報をずっと目にしていた。だから僕は、なんとなく、この作品が世界を変えてくれる予感がしていた。そして、妻は、海
2018年7月29日 21:23
象が街を歩いていたら、どうなるだろうか。それを見た人々は、驚くだろう。「映画の撮影かな?」「近くの動物園から逃げ出したのかも」そんな言葉を口にする。SNSにアップする人も多いかもしれない。そのうち騒ぎをマスコミが嗅ぎつけ、象は夜のニュース番組に出ることになる。そういう風にして、日本中にその話題が知れ渡るかもしれない。・・・仕事において、プロジェクトの難易度が高くなるにつ
2018年7月28日 20:09
「ファッッッッッキン!」すごく肩身の狭い思いをしながら、妻と二人で、大きいバンの真ん中の座席に座っている。僕の左には妻。僕の右にはブロンドの美女がいる。前方の助手席、および僕らの後ろの座席も西洋系の人に囲まれている。運転手だけ、いかついサングラスをかけた、タイ人だ。運転がとにかく荒い。「ファッッッッッキン!」助手席に座る男が、荒過ぎる運転に檄を飛ばし続けている。運転手
2018年7月25日 20:51
僕が文章を書き始める時、大抵の場合、何か伝えたいことがあるわけではない。そうではなく、こうして書いていると、自然と、言いたいことが生まれてくる。次々と頭に浮かんでくるイメージを、言葉として形にしていく。そうしていくと、やがて、一つの文章が出来上がっていく。・・・それは、行き先を決めずにドライブすることと、少し似ているかもしれない。カーナビに目的地を設定せずに、その時その時で
2018年7月22日 19:40
どうしようもないほど誰かを好きになったら、どうすればよいか?この問いについて考えてみたい。・・・僕は、人生において、恋愛に対してはオールインの姿勢を取ってきた。というよりも、そうせざるを得なかった、という方が実態に近い。誰かを好きになると、他に何も手につかなくなるのだ。そして、それが恋愛というものなのだと思っていた。でも、人の話を聞いていると、どうやらそういう人ばかりではな
2018年7月20日 08:20
人間には生まれ持った好奇心がある。ナゾナゾを出されれば答えを知りたくなるし、新しい勉強を基本的に楽しむことができる。知らないことを知るのは心地よい作業であり、学びは人生の本質であるとも言える。・・・先日、久しぶりに、ディズニーランドへと行った。妻と二人で、だ。二人きりで行くのは初めてだったが、まだ僕らが付き合う前、会社のメンバー4人で行ったことがある。いつ訪れても、夢の国