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1月22日(日)の日記
日曜日が一番嫌いかもしれない。月曜日の前の日というのが致命的。嫌なことの最も嫌な部分って、その瞬間が来るまで嫌だなという気持ちを抱えていなくてはならないこと。始まったらもう終わるだけだし。
だから今日も何をしていても頭の片隅に月曜日やだなという気持ち、厳密にいうと火曜日にものすごく嫌なプレゼンがあるのでそれが死ぬほどやだなという気持ち、がドスンと居座っていて気持ちが晴れなかった。
こういう目下の嫌なイベントがあるときって、それさえ終わればもう無敵最強生まれ変わってなんでもしてやる!って気持ちになるけど、実際終わっても何も変わらないよね。そしてまた等間隔でちょっと嫌なイベントが発生する。
滅多に開けない棚をあけたら、去年の初めに少しだけ書いていたメモのような日記のような切れ端が入っていて、そこにも似たようなプレゼンが迫っていて嫌だという旨が書かれていた。まあ1年働いて特別に嫌だなと思うことがたまのプレゼンって、恵まれているなとは思うけど。
今日は『青年のための読書クラブ』を読み始める。
東京のお嬢様学校で明らかに浮いている、大阪の下町育ちの主人公が、読書クラブの策士によって学園の「王子」に仕立て上げられ…という話、というかそこまで読んだ。
タイトルはずっと知っていたけど読むのは初めてで、こんなコミカルな作品だったとは予想外だった。針で水風船をパチンと割るみたいに、油断すると笑いが噴出してしまいそうな緊張感のあるユーモア。設定というかキャラクターがありえないくらい濃いのに、1960年代のお嬢様学校という舞台だからアリな気がしてしまう。めちゃくちゃ面白い!
たぶんこれは繰り返し読む1冊になると、もう確信している。好きなタイプのユーモアを本の中に見つけられるととてもうれしい。
『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』も読みたいな。
桜庭一樹さんにハマりそう。