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マラケシュ〜サハラ砂漠の目前で暑さバテ〜

この旅で最後に訪れた都市、マラケシュ。
ついにサハラ砂漠へのツアーの出発地点にたどり着いた。
しかし、暑さのせいでバテバテ、暗雲立ち込める。


フェズ to マラケシュ

フェズからマラケシュへの移動にはモロッコの国営鉄道(ONCF)を使った。

同じリヤドに宿泊していたドイツ人のカップルからインターネットで乗車券を買うことができると聞き、即購入。

後日、乗車券がメールで送られてきた。

当日はタクシーでフェズの駅へ。

メールに記載されているQRコードをスタッフに見せて乗車するだけなので楽ちんだ。(そうだったはず…)

乗車券を駅で直接買うしかないと思っていたので、リヤドで会ったドイツ人カップルには感謝しかない。

列車の車内は、思ったより綺麗で乗り心地も悪くなかった。

乗車時間は6時間だが、バスよりもリラックスできるのでそれほど苦でもない。

慣れとは恐ろしいものだ。

お隣さんからパンもらう

お昼ごろ、隣に座っていた女の人がパンをくれた。

特に話していたわけでもなく、唐突にイベント発生。

なんかローカルが食べるパンらしい。

二人で美味しいとか話していると目の前に座っているおじさんも自然と笑顔に。

そうそう、モロッコでも現地民とのこういう関わりがしたかったんだ。

パンをくれた女の人は、大学でIT関係を学んでいるらしい。

英語が少し話せたのでコミュニケーションが取れた。

色々と話した後に、突如フランスにいるという彼女の弟と電話することに。

留学時代に電話越しの英語の聞きづらさは経験していたため、ちゃんと話せるか不安だった。

実際に話してみると普通に話すことができてびっくり。

話の内容が難しくなかったのと相手がネイティブスピーカーではなかったからかもしれない。

魅惑の都市マラケシュ

モロッコのほぼ中央、サハラ砂漠の西方に位置するマラケシュ。11世紀後半、最初のイスラム国家ムラービト王朝の都と定められ、商業・経済・学問の中心として繁栄をほしいままにしてきました。

https://www.hankyu-travel.com/heritage/morocco/marrakech.php

フェズと似たようなマラケシュの駅を出ると、もう暑い。

リヤドに移動するため、我々を待ち構えているタクシーや近辺の走っているタクシーに声をかける。

初めての土地は相場がわからないので価格交渉が難しい。

マラケシュでは、観光の中心地ジャマ・エル・フナ広場に近いリヤドに宿泊した。

こんな場所や
こんな場所にリヤドが
ドアベル
ファティマの手(気に入ったのであとで探して買った)
かなり良い雰囲気
部屋の窓もおしゃれ
夕方の屋上

今回も居心地が良さそうだ。

マラケシュでゆっくりしたいところだが、すぐにサハラ砂漠へのツアーが待っている。

酷暑、フィレンツェの悪夢がよぎる

この時は6月で午後5時くらいが一番暑く、気温40度を超えるような環境だった。

実はシャウエン以降、口内炎はできるし、お腹の調子も悪く、元気がなくなっていた。

フェズの時もやや調子悪いまま。

マラケシュでは酷暑でさらにバテバテ気味に。

フィレンツェの悪夢がよみがえる。

しかし、ここまできて観光せず終われない。

今回は幸い食あたりではないから動ける。

朝食

モロッコのミントティーは気分を爽やかにしてくれる。

ついついおかわりしてしまう。

少し活力を取り戻して街に繰り出す。

ぶらぶらダイジェスト

フナ広場周辺やスークと呼ばれる旧市街の市場をぶらぶらと歩いた。

クトゥビア・モスク

目印にもなる。

酷暑の中でジリジリと肌を焼かれながら眺める。

ずっと見つめているとなぜだかモロッコに来た実感が湧いた。

ル・ジャルダン・サクレ

旧市街の中にある伝統的な庭園。

まさにオアシスといった感じ。

水が豊かで緑あふれる様子は見るも涼しげ。

旧市街の喧騒と激烈な暑さに疲れた時はここに来るといい。

たくさんベンチがあるのでゆっくりできる。

ベン・ユーセフ・マドラサ

ベン・ユーセフ・マドラサは、1565年にサアード朝のスルタンが建てたイスラム神学校で、1956年まで実際に利用されていました。

https://spaceworld.jp/column/marrakech/#i-16

フェズで見た神学校よりカラフル。

色鮮やかなタイルや細かい装飾が美しい。

あとがき

マラケシュで体調不良気味だったものの、結構旧市街を歩きまくった。

道中写真を撮る気力はなかったけれど、時々夢中でシャッターを押していた。

大体、遠足の前の日にちょっと体調崩すタイプ。

この旅の間もちょくちょく良いタイミングで調子悪くなった。

幸いそんなひどくなかったが、つくづく自分らしいな、と思った。

サハラ砂漠ツアーを前に、こんなところでらしさを出す。

でも、そんなこと初めからわかっていたこと。

そんなところも含めて自分だ、そして旅だ。

不思議なことにサハラ砂漠に進むにつれ、元気が戻っていった。

目的の場所、サハラ砂漠へ。




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