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シャウエン〜青い街は本当に青いのか〜
モロッコのタンジェから内陸部に進みシャウエンへ。
青い街と呼ばれ、観光地として有名な場所を実際に見てみよう。
タンジェ〜シャウエン
シャウエンにはモロッコの高速バス「CTM」でいく。
モロッコの移動手段は基本的にバスが多いようだ。
シャウエンはメディナの建物が青く塗られていて、写真映えもすることから観光客も多い。
きっと混雑が予想されるため、事前にインターネットでバスを予約しておくことにした。
タンジェのバスターミナルは、私が宿泊した旧市街から2キロ以上離れているらしく、当日はタクシーを使ってバスターミナルへ。
タクシーの運転手にあんまり英語が通じなくてもマップを見せたり、目的地の名前を言ったりすると案外いける。
バスターミナルで事前に予約したチケットを受け取り、出発時間まで待機。
ちなみに荷物を預けるのに少しお金がかかる。
他の外国観光客たちは結構文句を言っていた。
いよいよアフリカ、モロッコ発のバスに乗り込む。
意外にもバス自体の乗り心地は良く、途中テトゥアンという街での停車を挟みつつ3時間ほどでシャウエンに到着した。
シャウエンに降り立つ
シャウエンに到着後、予約したホテルまでタクシーで向かう。
道中はまだ青くない。
外の景色より気になったのがタクシーの運転だ。
80年代の香りがする日本製のバンに乗り込むと運転手のおじさんがいきなりかっ飛ばす。
MT車だったのだが、運転手は携帯電話で話しながら片手で器用にギアを変えていく。
ズギャギャギャッ!とカーブの度に聞こえるような凄まじい運転でホテルまで運ばれる貴重な経験ができた。
さて、青い街の青を探しに行こう
青い街を歩く
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モロッコの青い街・シャウエン(正式名称はシェフシャウエン)は、モロッコ北部のリフ山脈の奥深くにある街です。
旧市街は、建物の壁や道路、階段も、すべてブルーでペイントされていますが、よく見ると、淡い水色から深い青まで、さまざまな青色が使い分けられています。
適当に街をぶらぶらして観察してみると全体が青いわけではない。
ちょっとしんどいけど、メディナから出て丘の上のモスクから街を見渡すとわかる。
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青いが真っ青ではない。
この街の中から真っ青なスポットを探すという感じだ。
実はGoogleマップなどに写真映えするような場所が乗っている。
しかし、観光客が大勢いたりするので日中に写真を撮るのは大変かもしれない。
運が良いことに私がぷらぷらしている間はそんなに人が多くなく、写真が撮り放題だった気がする。
シャウエンはお店の客引きの圧が他の都市に比べて弱いので、とても歩きやすい。
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お気に入りの場所
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ホテルの屋上がとても気に入り、クッションに埋もれてダラダラしていた。
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曲がり角で見知らぬ少女とサッカー
当て所なくメディナの路地を彷徨っていると見知らぬ少女がサッカーボールを蹴りながら歩いてきた。
少女が足元のボールから顔をあげ、ニカっと笑う。
無邪気な笑顔の少女はボールをこちらに蹴り出す。
いきなりのことでびっくりしたものの、なんとかボールを蹴り返した。
我々の間に幾つかのパスが生まれた後、少女は満足したようで足取り軽く去っていった。
私もこの上ない幸福感を胸に抱いてホテルに帰った。
広場の見えるレストランは出会いを生む
街の中心にあるハマン広場に行き、手頃なレストランに入った。
ちょうど広場を見渡せるテラスに座ることができたので、あたりの様子がよく見える。
広場では大道芸のような催しが行われていて、踊りや音楽を楽しめた。
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お隣の席にアメリカ出身の姉妹とその旦那さんの4人組がいた。
なんとなく流れで食事をしながら話したが、とても親切な人たちだった。
特に旦那さんのうち一人は、私の話にとても興味を示してくれたし、英語が得意ではない私がうまく話せるよう気を回してくれた気がする。
こうして旅の中で色々な人と話して楽しい時間を過ごせるのは幸せなことだ。
あとがき
青い街を歩いてみたが写真映えスポットを除けば、見るものはそんなに多くないかもしれない。
街歩きの途中で布製品のお店のおじさんに誘われ、店内を見学。
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ひとしきり商品の紹介が終わると案の定、買え買え攻撃とチップをねだられた。
こちらもある程度は予想していたのでなんとかやり過ごした。
ここだとこんなもんで済んだがこれから他の都市に行くにつれ、客引きやタクシーなどとの駆け引きが過酷さを増す。
客引きの撃退、タクシーとの価格交渉。
これが結構、精神をすり減らし、疲れさせる。
モロッコを旅する上では避けては通れない。
次の都市フェズで本当のモロッコを知る。