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素直な私のはなし その4 〜 私の結婚相手と「北風と太陽」

マッチングアプリで出会った二人。二人とは2月末と3月初めに出会いました。二人は本当に醸し出す雰囲気からして全くタイプが違います。でも、初めて会った時から、どちらの方にも良い印象を持ちました。そして二人とも初対面から1軒目で終わらず、2軒目まで行って楽しく飲んでおしゃべりをしたのでした。

少し静かな物腰で控えめな感じだけれど、さりげなくリードしてくれる3歳年上のHさん。
元気でよく喋る、気持ちをストレートに伝えてくる同じ年のGくん。

本当に二人はタイプが違うのです。

二人とも初めて会ってから1週間以内にもう一度会うことになり、二度目のデートも楽しい時間を過ごすことができました。

このまま二人とデートを重ねていくのかなぁと思っていたのですが、私は3月の中旬くらいから仕事のことで気持ちに余裕がなくなってしまいます。その上、お見合いも立て続けにすることになり二人に会う時間をなかなか作れない状態になってしまいました。

そんな中、Gくんは知り合ってから欠かさず毎朝、「おはよう」のメッセージを送ってきます。そして、

「今度はいつ会える?」
「◯日は空いてない?」
「忙しいんだね……」
「会いたいよ!」

こんなメッセージも一緒に送られてくるのです。もちろん仕事は忙しいことも伝えていましたが、そんな私の状況もおかまいなしな感じ。
なんだか、Gくんの予定に合わせられないことを責められているような気分になってしまいました。

一方、Hさんは、二度目に会った時に仕事の状況を伝えたので、励ましのメッセージは送ってくれていましたが、いつのまにかそれも来なくなりました。そんな状況が気になりながらも、1人のお見合い相手の方と仮交際に進展していたのもあって、私もHさんに連絡をとらずにいました。

3月下旬、HさんからLINEが入ります。
「無事に忙しい仕事は終わったのかな?」と。
そして「まだ忙しいので落ち着いたら連絡します」とメッセージを送ると、
「短い首を長くして待っています」と返事が来ました。

Gくんの押せ押せの感じとは違い、待っていてくれる感じがとても嬉しくて、Hさんとゆっくり会いたいなぁと思ったのです。

お見合いのこともあり、HさんとGくんのこともあり、私は久しぶりに弟夫婦のところへ話をしに行きました。いつも冷静に私の話を聞いてアドバイスをくれたり慰めてくれる弟と弟のお嫁さん。私の婚活は二人によって支えられています。

「Gくんが押せ押せすぎて、仕事が忙しい時の彼女のLINEが鬱陶しいという男の人の気持ちがちょっとわかった気がする…….。Hさんは待つよって優しくて、待っていると思うと会いたくなる」

私がこう言うと、弟のお嫁さんはすかさず言いました。

「まさに、北風と太陽ですね!」

「Gくんが北風で、Hさんが太陽ってこと?」 と私。

「そうですよ、北風にはコートの前を閉じるように心を閉ざしてしまいたくなって、太陽は暖かいから心を開くわけですよ」

弟のお嫁さん、なかなか面白いことを言ってくれました。私は彼女のこういうセンスが大好きです。

そんな私とお嫁さんの話を聞きながら、弟はちょっとニヤニヤしています。そして私が、「ねえ、どちらがいい人だと思う?」と尋ねると
「アプリで知り合った人は、結婚したいと思っているかどうか、わからないよね」と一言。

またまた、弟の冷静な判断のよる一言。

「結婚したいの? 彼が欲しいの?」と弟に尋ねられます。
もちろん、結婚したいのです。

「結婚相手としてどうなのか、ちゃんとみた方がいいんじゃないの?」
さらにビシッと言われてしまいました。

私は北風と太陽のお話を思いながら、この先の人生において、どんな人とパートナーシップを築いていきたいと思っているのかを改めて考えてみた3月末の休日でした。


二人に出会ったアプリを始めた時の話。
よかったら読んでみてください。







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