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ウェディングノートがあるならエンディングノートも書いてみようよ

こんにちは。この春で15年目に突入する、終活ベンチャー企業を運営する野田です。

私たちは、キリスト教専門の葬儀屋をメインの事業としていますが、終活を広めることをもう1つの事業軸としています。

終活と言っても、まだまだ認知が低いですし、若い世代の皆さんにはピンと来ないのも仕方がありません。もっと終活という概念を身近に感じていただけるように、このnoteを更新しています。


結婚式(ウェディング)と葬儀(エンディング)はどちらも大切だよね?

世の中には、冠婚葬祭という言葉がありますね。これは日本古来から続く、伝統行事をまとめた言葉です。

…現代の成人式や、お宮参り、初節句、七五三、入学、就職、長寿のお祝いなどの人生の節目をお祝いする式を指します。
…結婚式のこと、結婚にまつわる縁談や結納、挙式から結婚式のセレモニーのことを指します。
…人が亡くなったときの葬式、法事などを指します。
…祖先をまつる行事全般、法事、お盆、正月、七夕、節分、お彼岸、お中元・お歳暮のやり取りなども指します。

このように並べて見ると、どの行事も人間が生まれてから死ぬまで、人生の節目で冠婚葬祭に何度も何度も関わっていることが実感できます。

その中でも、成人式や結婚式のような、華やかなイベントは特に注目されますよね。

私は、葬儀会社を運営しているので、より一層思うのですが、結婚式(ウェディング)がこれだけ注目されるのに、葬儀(エンディング)について、多くの人が話を避け過ぎではないか?ということです。


もう少し、葬儀(エンディング)と向き合ってみても良いのではないでしょうか?


エンディングノートから終活を考えてみる

葬儀や、終活のことを考えるきっかけとして、今回はエンディングノートのご紹介をしたいと思います。

最近の結婚式をあげるプレ花嫁さんは、ウェディングノートと言って、結婚式の準備を書き綴る可愛いノートを作られていますよね。結婚式までのスケジュール、予算、演出はどうしたいか、どんなドレスを着たいのか…

プレ花嫁さんの夢がつまっているのがウェディングノートです。

(最近の花嫁さんは、こんなに細かくノートを作っているのですね…!すごいです。)


一方、エンディングノートとは、ご自身に万が一のことがあったときのために、

「自分はどんな風に生きてきたのか、愛する人に伝えたい感謝の言葉、どのようなお葬式をしてほしいのか、お金のことはどうするのか…」

といったことを、書き綴っていきます。


どちらも、かけがえのない人生に1度の瞬間のために、自分の言葉で思いを綴っていくノート。具体的にどのような結婚式にしたいのか?結婚式までの思い出を形に残すための意味合いがあるウェディングノートと同じで、

エンディングノートも、来たる日のために、愛する人への想いやセレモニーについて具体的に書き残しておくものなのです。


ライフワークス社で提供しているエンディングノートの中身を公開

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弊社、株式会社創世ライフワークス社では、皆さんに写真のようなエンディングノートをお渡ししています。

いきなり何を書けばいいの?という方に対して、シンプルで使いやすいようにと、次の3つの章に分けて書き残せるようにしています。


【目次】
第1部 小さな自分史(生い立ちと思いで/家系図)
第2部 感謝と希望(愛する人へのメッセージ/病気について/葬儀・お墓・記念会について)
第3部 備忘録(財産のこと/保険や借入金・ローンのこと/親戚・友人・知人の連絡先)


このノートに沿って書いていくと、万が一亡くなったときの各種手続きに必要な情報を整理できるので、ご家族へのご負担を少なくできるのも良いところです。

たとえば、第1部の家系図では、「わたし」という人生の主人公を取り巻く家族について、下記のような図の中に名前を入れていくだけで簡単に完成させることができます。

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たとえば、相続をするときには必ず戸籍謄本が必要になるんですね。

戸籍謄本なんて、それこそ結婚式のときくらいしか見る機会がないと思いますので、しっかり確認して、誰と関係があるのか整理しておくことは大事です。


第2部の病気について、という章では、万が一ご自身が病気になったときにどのような対応をしてほしいのか?ご自身の意思で書き記しておくものです。

例えば、ご自身に介護が必要になったとき、どこで介護をしてほしいですか?

①なるべく自宅で介護してほしい
②病院や施設
③介護してくれる人に任せる
④その他希望

介護と言っても、高齢者だけでなく、不慮の事故で身体の一部が使えなくなり介護が必要になることもありえますよね。この”万が一”のシーンは、あまり考えたくないものですが、万が一のときこそ、家族や周囲のみんなに負担をかけたくないものです。

その時のためにも、まずはご自身の意思を書き残しておくことは、とても大切なことなんですよね。


その他にも「病名告知や余命告知、ホスピスケアについて」の質問なども記載されています。あなたはどれを選びますか?

①すべて告知してほしい
②すべて告知しないでほしい
③余命だけは告知しないでほしい
④その他希望


若い方が、大きな病気にかかって余命告知をされることがあります。テレビやドラマで余命告知をされ、悲しむシーンを見たことがあるかと思いますが、皆さんは余命告知をしてほしいですか?

それとも、病名告知にとどめて、余命は黙っていてほしいでしょうか。


人によって、決められない・わからない、という意見があると思います。

難しい問いですよね。私は、これらに必ずしも答えを出さなくても良いと思っています。

それよりも、このエンディングノートの問いを通して「もし自分の命があと○○日だったら…」と想定しながら、「今の人生を、今をどう生きればいいのか」と、目の前の人生に向き合うきっかけを持ってほしいと思っているんです。


死を通して、いのちについて考える、と言うと少し重たい話になってしまうかもしれませんが、ここは生きている限り、皆が避けては通れないテーマではないでしょうか?


エンディングノートをまずは手に取ってみよう

エンディングノートを書き始めるタイミングは、60歳や70歳の高齢になったタイミングでなくても構いません。

むしろ、20代でも30代でも、若い人こそ一度エンディングノートを手にとってみてほしいのです。

働き盛りの若者の皆さん、仕事にプライベートに、たくさんもがきながら必死に生きている中で、ご自身と向き合う時間はゆっくりとれていますか?


この記事をきっかけに、エンディングノートという終活を、ぜひ始めてみていただきたいです!


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今年の春から15周年目に突入するライフワークス社、20代~30代前半のメンバーを中心に活動しています。

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