約3年間のインターンシップを通じての心境
彼らと出会う前は『会社で仕事をするってどんなんやろ』ってずっと思っていた。
だけど、いざ『会社で仕事をしている』仲間に入ると、アイデアをお金に変えているではないか。
それ以外のマニュアル業務はアルバイトへ。ちょっと難しい業務はマネージャーへ。
こうやって人を動かし、全体として動いている。
まさに『組織とは』って感じ。
そして何より思っていたよりも全然面白そうで、しかもお給料がもらえる、と。人生という暇つぶしにこんなお得なことがあっていいのか。
ただ、そこで生じた疑問が、
『成長を促進してくれるよなエリートがいるからそうおもえるんだよね?』『普通の会社に行ったってこんなにクールに淡々と作業をこなす人には出会えないよね?』
ってこと。
自分の実力でしか行けないような会社に就職したところで、これ以上の『笑えるくらいのパフォーマンスを出す人々』に出会えるか?
悩むくらいならば、こういう風潮がある会社を探せばいいんだ、ってパッとしたんだ。
彼らは嬉しいことに素直に喜びを表現し、正直にものを言い、相手を尊重する物腰の柔らかさを常に心がけている。
というか、幼い頃からそうやって人と接することができていたんだろうな。
ぼくが嬉しい経験をしたときに自分ごとのように喜ぶ人々と出会ったのは初めてだった。
彼らはそのくらい素直で、人の成長を見届けるのが好きらしい。
自分のことを本当に上手に管理できている人ってこんなにメンタル安定してるのか。って散々感じさせられた。
怒るよりかは、相手を気遣って次にできるように自分が手本になる。
大人ってすごいって一瞬で思わされた。それを何度も経験した。
経営陣の思惑としては、もちろんお金を儲ける目標もあるかもしれないが、それよりもはるかに『あの人がやっていることを成し遂げたいんだ』っていう気持ちが滲み出てる。
『常人には理解できない』といいたいところだが、ぼくもそういう風潮に多少染まっているため、理解できてしまう。ちょっと悔しい。
簡単にいうと
『昔から自分の思っていることを追求するのが好きで、しかも負けず嫌い。人生は長いし、取り組むべきことって、ただ遊ぶだけなく、真面目さを追求しまくったことでもいいのかも』
みたいな思考だと思う。
そして、なにより彼らは刺激的なことが好き。
業界、社会、文化、トレンド、日本、日本を構成するあらゆるモノ。
それらへの探究心というか、知りたい気持ち、もっといえば知っていなきゃ嫌であわよくば実現したいっていう気持ちが前面に出てる。
明日全く知らない情報が飛び込んできても、生き抜くためになにか考えるだろう。
絶望よりも、みんなでどうにかしようとする気持ちで溢れてる。
まさにバイタリティに満ちた状態で、毎日を過ごしていて、寝る時間を惜しむかのように生きている。