整体を受ける客側の極意 1

何をしに来店するのか?
和食が食べたいのにイタリアンに行く人はいません。日本舞踊を習おうと思ってフラダンス教室に行く人もいません。骨折してるのに耳鼻科に行く人もいません。一見常識の様に思われますが、実はこの整体業界に関しては客自身がキチンと整体院のコンセプトを理解し適切な店に行っている人がとても少なく この業界にいる人間すら法律の事も踏まえ無知が多く、情報弱者と無知が混沌とした状態になっています。なぜそんな事になっているのか?それには理由があります。

街にあふれている整体院
街には整体院があふれてやたら見かける様になりました。そもそも低レベルの手技では集客できないインチキ整体師が横行し、それが蔓延している現状、あらゆるウソやデタラメをネットのSNSやメディアに発信することで情報弱者ビジネスをを構築させてきました。客自身自覚しにくい骨盤の事や姿勢の問題を切り出し、将来的に不安になるような事を言って店に通わせるように仕向けたり、高額な施術料を請求してきたりしています。

デタラメな情報から不安を増強させる
タダの筋力不足と硬さが原因なのに「骨盤が歪んでいる」とウソを言い、その歪みが根本的な原因とウソをついて客の不安を増強させて回数券の購入や高額な商品の購入を強要させて通院させようと画策してきます。整体師の言いなりなってみるみる健康になった人はベンガルトラより少ないと言われているぐらいとても少ないので、客自身がしっかりと知識を身に付けなければ整体師の言いなりになりカモされる可能性が跳ね上がります。

無法地帯と化している整体業界ですが、そんな水面下でトラブルや事故が多発しています。利用者(客)は金銭的な負担は元よりデタラメな施術を受けた事で、無駄な時間を浪費しさらには健康面や精神衛生面に害が生じます。時間のロスとさらなるストレスで症状が悪化する可能性が高くなる事から時間の浪費は身体健全そのものに繋がる事を認識しておかなければなりません。したがって来店動機(主訴)と明確にして店のリサーチをしてお店を選ばなければなりません。

整形外科に行っても改善しなかったから鍼灸。身体がやたら疲労しているから整体やリラクゼーション、と言った明確な動機(主訴)が必要でありそれに伴いどのような店に行くのが正解なのかが把握できるようにならなければなりません。これを「ヘルスリテラシー」と言います。
危険なのは「○○な気がする」と言う曖昧な主観で整体を受けに行ってしまう人達です。「歪んでいる気がする」「調子が悪い気がする」「とりあえず紹介されて来てみた」と言った曖昧な動機は上記に書いたリスクと同時に店側のカモにされる可能性がとても高くなります。

こうした事例も含めて客側として、騙されない様に来店するにはどう言ったリテラシーを身に付ければ良いのか様々な角度から考察してみたいと思います。


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