寝苦しい夏を快適に過ごす方法、渋谷、神泉で40年の実績の整体 手技道【No.215】(再掲)
2018.7.28掲載
こんにちは、手技道の門田です。
暑いですね~!!
アメリカでは52度という、それは「何の温度ですか??」という風に
現実逃避を考えるレベルの暑さになっています。
気温もそうですが、日本の場合は特に湿度も高くなりやすいので、
そちらも注意が必要です。
高齢者の方が室内で熱中症になるのは、
この湿度もかなり大きく関係していると言われます。
意外と皆、自分は大丈夫だろうと思っている事が多いのですが、
そこに落とし穴があります。
なんとなく
頭痛がとれない、
だるさがある、
眠気が強いなども熱中症の初期症状なので、
くれぐれも気をつけてください。
さて、今回は
「寝苦しい夏の夜の過ごし方」
という事でお送りさせて頂きます。
暑い時が続くとなかなか寝られないですよね。
寝る前はクーラーをつけて寝られても、途中でタイマーでクーラーが切れて、
暑くなって起きてしまったり、
そもそも熱がこもりやすい人は寝る事そのものが難しかったりします。
〇なぜ眠れないのか?
なぜ、このような状況になってしまうのでしょうか?
そもそも人間の体の体温は、普段私達が体温計で測っている皮膚表面の温度と、
内臓などの体の中の深部の温度では温度に差があります。
基本的に深部体温の方が1℃くらい高いです。
体温が36.5℃くらいだと、37.5℃~38℃くらいですね。
この深部体温が下がらないと眠りが浅くなってしまうと
言われています。
例えば冷え症の人は睡眠の質が悪く、眠りが浅いと言われているのですが、
これは本来熱を放出するはずの手足が冷えている事により、
十分な熱の放出が出来ずに深部体温が下がらず、
睡眠の質が悪くなってしまうからなのです。
睡眠の質が悪いと十分に身体に血液が回らないので、
さらに冷えが促進してしまうという悪循環に陥ってしまうのです。
赤ちゃんの手足が暖かいのは体温が高いのもありますが、
熱を放出している表れでもあるのですね。
〇深部体温を下げるには?
ではどうやって、深部体温を下げれば良いのでしょうか?
前述したように手足の温度は温かい方がちゃんとした熱が放出できるので、
手足の末端の循環を良くすると良いという事になります。
手足の末端の循環を良くする方法としては、
一つは以前多治見先生が書いてくれたバンブリアンのコラムの中に、
バンブジェルを手足に塗って循環を良くするという方法があります。
コラムはこちら⇒http://www.shugido.jp/blog/vein
これは簡単に出来るので、超オススメ!なのですが、
もう一つ手技道でお伝えしている方法として、
「温冷交代浴」という方法があります。
ザックリ言ってしまうと、お風呂上りに、
手足に温かいお湯と冷たい水を交互にかけるという方法なのです。
結構簡単に出来るので、今日からでもすぐに出来ると思います。
ポイントは、1回で終わるのではなく何回かお湯と冷水をかける事で
刺激が交互に入り、循環が良くなるという部分です。
時間にして5分もかからないくらいなので、ぜひやってみてください。
〇それでも寝苦しい人へ
身体がもともと弱い人や、
疲れが溜まりすぎている人はそれでも寝苦しい場合があります。
これは循環が自分自身の体ではどうしようもないくらい
悪くなってしまっているので、こういう場合には、
はっきり言ってしまうと治療が必要です。
全体の循環を良くしてあげて、
そこから体自体の回復能力を上げていくことが必要になってくるのです。
ただ、やはりそうは言っても、そんなにすぐには治療できない!!
という方もいると思いますので、そんな方にはこの方法をやってみてください。
後頭部の髪の生え際を自分で触って、特に熱っぽい所、ちょっと他と比べて熱いなと感じる所を探します。
その部分と、その部分から半径1cmぐらいの部分を流水で冷やします。
少し冷えたなと思ったら、よく水気をふき取って下さい。
※あまりにも冷やしすぎると、逆に体全体が冷えてしまうので、
あくまでも少し冷えたな~ぐらいで良いです。
以上です。
東洋医学では、「頭寒足熱」と言い、
頭を出来るだけ冷やして足元は温めた方が良いという言葉があります。
後頭部の生え際の部分は頭のつながる大きな血管や神経が多く通っているので、
それを少し冷やすことでも、頭がスーッとして寝やすくなります。
氷枕などもありますが、発熱している時は良いのですが、
普段だと逆に長時間行うと冷やしすぎてしまう可能性もあります。
ほどほどに調整して行ってください。
今回は以上です。
何かご質問ありましたら、いつでもお聞き下さいませ。
お読みいただき有難うございました。
では、また次回のコラムで。
渋谷、神泉で40年の実績の整体、手技道の門田でした。
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