右手に「国語辞典」を、左手に「類語辞典」を
こんにちは、しゅふJOBナビ・編集部のおかのです。
みなさんは「〇〇の秋」といえば、何を思い浮かべますか?
私は食欲の秋だから~♪と、芋・栗・かぼちゃを食卓に並べていたところ
夫に運動の秋だからね~と外に連れ出されるようになりました。
さて、今回は、#推薦図書 について。
一応編集をしているので、ライターさんたちの原稿の最初の読者となり、簡単に校正し、誤字脱字や誤用がないかを確認したりします。
その中で「やっぱりこいつらは頼りになるなあ~~~」と思っているのが、辞書。
いろいろな辞書をつかいますが、今よく使っているのは2冊です。
三省堂「現代新国語辞典」
…って写真大きいですね。わあ。
高校の国語教科書に密着した内容になっているので、高校生には使いやすいのではないでしょうか。
また、新しい言葉も載っているので読み物としても面白い!
「沼」「草」など、ワカモノたちが使っている言葉が収録されています。
息子・娘の話していることがわからないわ?と思っているママさんも、一読の価値があると思います。
次に、「新明解 類語辞典」
\どーん/
その名の通り、類語が載っています。
辞書を眺めているだけで前後の言葉も目に入り、語彙力が増えるので一石二鳥です。
ライターさんの中には、はからずのことと思いますが過激な言葉を選ばれる方もいるので、類語辞典で似た言葉を確認し、やわらか表現にしたりします。
最近おもしろかった例としては、
「西洋文化が蔓延してきたことにより女性の就業意識が変わり……」
という原稿。
蔓延は「のびひろがること、はびこりひろがること」という意味があります。ただ、好ましくないことをいう時に使う言葉です。
例えば"風邪が蔓延する""ネガティブな思考が蔓延する"など。
文脈から察して、より適切と思われた「浸透」に修正しました。
毎日文字を読んでいるので、新しい言葉や誤用に出会ったときは、おっ!という気持ちになります。
ただ、私も不勉強なところが多いので、周りの方に教えてもらったり自分も勉強したりしながら。
語彙力があると、いいことがたくさん。
伝えたいことも伝えやすくなります。
子どもをほめるときも、夫に相談をするときも。
パート先のいじわるなあの人にも、仲良しのお友達にも。
あなたの気持ちを上手に伝えられなかったら、モッタイナイ!
今年の秋は、言葉の引き出しを増やしてみてはいかがでしょう。