【朗読台本】少年ホームズ(3~4分程/セリフのみ。コメディ)
使用方法
作品のどこかに
”@RiRiO_358”
”おかリナ▽Works”
いずれかのクレジット表記をして頂く。(文字でも声でもキャプションでも可)公序良俗に反するコンテンツでは使用しない。
自作発言をしない。
商用の場合は一度ご相談ください。
性別を変えて読んでいただいても大丈夫です!(固有名詞なども変更OK)
上記を守っていただければどなたでも使用可能です!エンジョイ朗読!
もし使用報告頂けましたら作品をこちらでもご紹介させて頂きます!(もちろん作者様の許可のもと)見たい、聴きたい。
※会話形式台本(セリフのみ)
ジャンル
コメディ
長さ
3~4分程度
想定人数
2~3人
登場人物
・少年ホームズ(10代)
・少年ワトソン(10代)
・ナレーション
ナレーション
「とある時代のとある所。ありえたのかもしれない、ちょっとクスッとしてしまう名探偵とその助手のお話。彼らのサイズをちょちょいと小さくして、その出会いを覗いてみましょう。」
少年ワトソン
「失礼します。ええと、君がルームメイトを探してるシャーロック・ホームズ君、かな?
良かった、僕もまだ相手が見つかってなくて困っていたんだ。今日はその相談が出来たらって思ってる。」
少年ホームズ
「そういう君はジョン・ワトソン君だね。いかにも。僕がホームズだ。
…ふうん、成程ね、君、実は結構腕っぷしが強い方だろ?」
少年ワトソン
「え?た、確かに多少は覚えがあるけど…どうしてわかったんだい?」
少年ホームズ
「見ればわかるさ。もう一つ当てようか。
君、実は無自覚の女たらしだろう?恐らく、良かれと思った人助けで勘違いをさせて「思わせぶりな事しないでよ馬鹿っ!」といったような罵声を浴びたことがある」
少年ワトソン
「待って待って待って!何でそのことを!?」
少年ホームズ
「10分ほど前に廊下に響き渡っていたよ。」
少年ワトソン
「既成事実!お、お騒がせしました…」
少年ホームズ
「更に言うなら君は親友と決めた相手にはとことん尽くすタイプで、親友からの呼び出しがあれば何時だろうと妻を差し置いて飛んでくる奴だ。」
少年ワトソン
「ストップ!わかった!OK、ごめんなさい。
きっと僕は将来的にそういう男になると思う。
何故かわからないけどそんな気がしてる。何故かわからないけど!君はメタフィクションという言葉を知っているか!?」
少年ホームズ
「素晴らしい返しだ。僕らは相方として十分にやっていけそうだね。」
少年ワトソン
「コメディアンの面接みたいになっているよ…?」
少年ホームズ
「とまあ、コミュニケーションも十分に取れた事だ。本題に移ろう。
ルームメイトとしてやっていくかどうかの相談、だったね。
僕、物の整理においては自分で把握した形にしたいから基本的に掃除はしない。
テンションに左右された生活を送ることをまず宣言する。
吸ったり打ったり、という言葉に馴染みは?ないね?
そういったものを定期的に嗜む。深くは聞かないでくれたまえ。
さあ、ルームメイトになるにあたり、問題はあるかな?」
少年ワトソン
「問題だらけだね!?
何?吸ったり打ったりって!?僕ら一応少年、だよね!?不思議とルームメイトになりたくないという気持ちが沸かない辺り、僕は自分がとても怖い!」
少年ホームズ
「ちなみに形式上聞きはしたが、君に選択肢は正直ない。」
少年ワトソン
「え?」
少年ホームズ
「何故なら僕らしかルームメイトが決まっていない人間がいないからだ。これからよろしくワトソン。」
少年ワトソン
「なんだって!?じゃあこの時間はいったい…」
少年ホームズ
「無駄だと思うかいワトソン?きっと親友になりえる僕らの、記念すべき最初の語らいが。」
少年ワトソン
「え…。ホームズ、とても超常的な力が関与した思考を持っていると思ったけど、君自身がそんな風に感じてくれていたのか…?」
少年ホームズ
「思っているとも。僕は確信している。この先どんな難事件や命の危機に瀕したとしても、君は絶対にやってのけてくれる。
史上最高のツッコミを。」
少年ワトソン
「その下りついさっき終わっただろう!?やらないぞ?やらないからな!?」
ナレーション
「こうして名探偵ホームズとワトソン助手の名コンビが誕生…したのかもしれませんね。少年ホームズと少年ワトソンの共同生活はどうなっていくのでしょうか。それはまた、別の機会に。」