ぽつぽつ、〝私〟をテーマにひとりごと。
作品以外では初めての投稿。
本当は私について語る様な内容の投稿なんて邪魔じゃないだろうかとも思ったけれど、何となく、こういう事も綴れば小説や朗読台本に血が通う事もあるんじゃないかと思って〝私〟をまとめてみる事にした。
私は非常に無名なナレーター。
辛うじていくつかのお仕事を頂き、マイクの前に座らせて貰っている。すっかり大人になったけれど、声の仕事一本ではまだまだ様々な事が厳しい。
厳しいので、いっそ自分が楽しめるものを掻き集めて特技にしようと、動画編集、デザイン、イラスト、ついには昔からの趣味だった小説を始めとする執筆の勉強や活動を始めた。
自分の作ったシナリオで、描いた絵で、声で、1つの動画作品を作りたいと思った事がきっかけ。
とは言え何も楽しい感情だけでこう思えた訳でもない。
思い立ったが吉日、よいしょ!と気合い十分に立ち上がるその気持ちのすぐ隣で、いつだってひねくれながら膝を抱えたもう一人の私が、「いつまでこのままなんだろう」、「そろそろこの職を諦めた方が良いのかもしれない」なんて事をループ再生の様に呟いているのだ。
大変オブラートに包んだが、実際はもっと口汚く私を罵ってくるのがこのもう一人の私の憎い所。
そんなもう一人の私を無理矢理黙らせて、3歩進んで2歩下がる、様な気持ちで毎日を過ごしている。
動画ソフトのレクチャー動画を購入し、せっせと手を動かし、漸く憧れのボイストレーニングに通い始め、文章を書く事が好きだった事を思い出して再び筆をとる。
これが2023年8月までの私のハイライト。
手当り次第に好きなものを掻き集め、計画性はなく(そもそも立てた計画がその通りに遂行されたことが少ない)、結果精神的にも物理的にも散らかり放題になり、正体不明の疲労感と不安感に敗北してベッドへノックアウトされがちな私。
それでも私は、どうやったってなりたい姿があり、欲しい未来があり、諦める潔さと素直さは持ち合わせがない。
故に、昔の西部劇なんかで出て来る、ころころ転がっていくあの丸い藁みたいな何かの様に、地面にぼすぼす擦り付けられながら進んで行くのが良いと思っている。
幸せは歩いて来ないと聞いたので、これはもう、歩いて向かって行ってやるしか。という気持ちで。
当初は全部が全部、一人で完結してしまう作品を想定していたけど、最近は色々な人の作品に触れたり、共に作り上げたり、お互いの得意を掛け合わせた作品を作る機会があれば本当に素敵だと思っている。
noteを始めて3日。
文字を綴りたい欲が数年ぶりに昂っている。いつかやりたいと思っていた朗読台本作りにもとうとう手を出せた。
次は、そんな素敵な機会にも飛び込んでみたい。
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