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剣と魔法の世界に憧れを持たせてくれたから

ビデオゲームが大好きだ。
歳の離れた兄弟がいたおかげで、私が生まれた頃にはファミコン・スーファミ・メガドラ・PCエンジン・ゲームギア・ゲームボーイ・プレステ・サターンが手元にあった。
この”いつでもなんでも遊べる環境”というのは、一人の子供をあっという間に大のゲーム好きにさせた。

初めて遊んだソフトはファミコンのスーパーマリオブラザーズだっただろうか。齢3歳ぐらいにして、指先だけで世界にのめり込める感動を得た気がする。
その当時の有名な作品は一通り遊んでおり、スマブラに出てくるような任天堂系の作品はもちろん、兄がセガ好きだったのでメガドラやサターンでソニックを始めとする名作も遊んだ。

ジャンルとしては、RPGが一番好きだ。
特に剣と魔法の、所謂中世的な世界観をベースとしたファンタジーものというのだろうか。

ファイナルファンタジーを筆頭に、サガシリーズ、聖剣伝説、ライブアライブ、会社の垣根を超えたクロノ・トリガーなど……。
これらの作品に出会えた影響は、私の人格形成まで及んでいるという自覚がある。
(FF、ライブアライブ、クロノ・トリガーにおいては近代的要素も含まれているけども)

そう、私はスクウェア製ゲームが大好きなのだ。

特に好きなのはスーファミ時代の作品で、上記の例と重複するが具体的にはFF4・5・6、ロマサガ1・2・3、聖剣2・3、ライブアライブ、クロノ・トリガー辺りがとても思い入れのある作品であり、単に「ゲームとしての面白さ」や「剣と魔法の世界への憧れ」の他に、「音楽」というものへの関心を与えてくれた。

植松伸夫氏から始まり、伊藤賢治氏・光田康典氏・下村陽子女史、そして人生で一番尊敬する菊田裕樹氏の音楽に出会えたことにより、「ゲーム音楽」というジャンルに出会えたし、何より「聴覚によって感情を揺さぶられる心地良さ」を知った。
そこから10数年近く経って「ゲーム音楽を作りたい」から専門学校へ入学する運びになるほど強い影響を与えてくれている。

生来根っからの厨二病なもんで、次第に「ぼくの考えたオリジナルFF」やら「自分がプロデューサーならこういう世界観のゲームを作るな……」などと妄想をかなり膨らませていたし、それが現在のクリエイティビティにも繋がっていると思う。

幼少期から週間ファミ通を愛読していたので、スクウェアの新作が発表される度に胸を躍らせた。あまりネットも普及していなかった時代、情報源がそれしかなかったので毎週毎週「今回はどんな情報が載っているんだろう」とワクワクしかしていなかった。

2003年4月1日に"あのドラクエのエニックスと合併する"という話を聞いた時は信じられんくらい驚いた記憶があって、トムブラウンより先に「どうなっちゃうんだぁ〜〜〜??!?!?」と叫んでいたと思う。

もちろん、私はエニックスも好きだ。ドラクエを始め、スターオーシャン、ヴァルキリープロファイル、天地創造などなど、これらも幼少期の私に多大な影響を与えている。

好きな会社と好きな会社が合併する時の高揚感たるや凄まじいもので、これから先もずっと面白いゲームを作っていって欲しいと小学生ながらに感じていた。

ここで、現在公式HPに掲載されているパーパス(目的)を引用したいと思う。

無限の想像力で、新しい世界を創り出そう。

スクウェア・エニックス・グループで働く一人ひとりが「無限の想像力」を発揮して、より自由にかつ積極的に新しいコンテンツを生み出すこと。そして、一人でも多くのお客様にそのコンテンツの魅力を伝え、心に届けることで、お客様の日常に「新しい世界」が生み出され、やがてそれが「思い出」となることで、より豊かな人生を送ることに貢献したい、という想いが込められています。

スクウェア・エニックス公式HP「パーパスとバリューズ」より引用

後半に掲載されている、『お客様の日常に「新しい世界」が生み出され、やがてそれが「思い出」となることで、より豊かな人生を送ることに貢献したい、という想いが込められています。』という言葉は私にとって物凄く響いている。

幼年の頃にコントローラーを握った日から、間違いなく私の中に「新しい世界」が生み出された。そしてそれは数十年の時を経て確実に「思い出」として心の深い深い奥の所に大切にされていて、時折引っ張り出しては愛でたり浸ったりする程の大事な宝物になっている。

しかし悲しいことに批判や批評を通り越して「ただ嫌がらせをしたい」だけの者たちもいる。先日「カスタマーハラスメントに対する対応方針」を策定・公開していたが、このようなアンチたちに負けないで欲しいと心から願っている。

頑張れ、スクエニ。
負けるな、スクエニ。
私はいつだって応援しているぜ。
私はいつだって推しているぜ。

心の中に大事な宝物を与えてくれた会社を、私は一生をかけて追いかけていくよ。

おわり。


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