無料で西洋絵画史を学ぶなら、kindle unlimitedが超おすすめ
2〜3ヶ月前まで、絵画史(とくに西洋古典絵画)にはほとんど興味がなかったんですが、たまたま読んだナカムラクニオさんや中野京子さんの著作でその面白さ(教養としても)を知り、最近かなりハマっています。
興味がないとはいえ、その重要性というか、大人の嗜み?(教養ですか)として、あるていど知っておくことは必要なんだろうなぁとは感じていて、いろいろ渉猟はしてたんですが、いかんせん、やはり「ゴール」がない(もしくは曖昧)とまったく身につきません。(なにより楽しくない)
いや、たんじゅんに「want to」(have to ではなく)か否かですね。
このあたりも今読めばもっと楽しめるだろうなぁ。
これも面白い、とても興味深く堪能できますね。イコノロジーという学問分野を知るだけでも。
話をもどして「無料で西洋古典絵画史を学ぶ」ですが、kindle unlimitedを利用するのが最高です。(30日間の無料お試し期間あり、解約もかんたん)
最近ハマっているのがこちらの『西洋絵画の巨匠100人』のシリーズ。
14世紀(ゴシック絵画)から20世紀の抽象絵画に至るまで、100人の巨匠たちをとりあげて、いい具合の深さ、広さで解説、伴走をしてくれます。
フォーカスは100人の巨匠たちですが、たんなる画家たちの紹介に終わらず、より抽象度をあげて俯瞰できる「美術史」を追うことができます。
正直なところ、kindle unlimitedで読める無料のものだし(もちろん、無料で読めるものにも「玉」は多いのですが、玉石混交は間違いないので)となめていたのですが、これが思いの外、否(いな)、すこぶるよかったのです。
もちろん、わたしのような門外漢、初学者にとってはという枕あっての評価ではありますが。
さらに知りたい、より興味の器を濃く満たしたいということであれば、段階を経て、より詳しい専門書にすすめばよいでしょう。
そのための最初の一歩には、すこぶる有料な登竜門(しかも無料)として機能するでしょう。
「巨匠100人」シリーズ以外にも個別の画家にフォーカスしたものもあり、それらも含めると(なんと、これまた無料対象だったりして)いやー、素晴らしい。
今回、本作(ようするに視覚芸術を扱った)で痛感したことですが、一点注意することといえば、kindle paperwhiteのような色表現のない端末は避けたほうがいいということ。
当たり前といえば当たり前ですが、そこはやはり(というか当然)「色」が確認できるもののほうが、はるかに伝わる情報量が違うので。
わたしはふだんkindle paperwhiteを愛用してますが(モノトーンでカラー対応してません)これを知ってからはpaperwhiteと一緒にiPhoneもお風呂に持ち込むようになりました。
iPhone版、パソコン版のkindleアプリは無料ですし、それを思えば(paperwhiteの利便性を抜きにして)さらにリーズナブルというか、無料でこうした情報収集、学びは加速しますね。
例の感染症騒ぎでいろいろと(経済面でも)ダメージありますが、これ(kindle unlimited)ばっかりはサブスクからはずぜないなぁ。(Netflixはいの一番にはずしました。いいサービスだと思いますけど)
ということで、少ないかとは思いますが、これから西洋絵画の歴史など、そのへんの入り口に立ちたい方は、まずはこのあたりからはじめるとよいですよという提案でした。
アフィへのリンクになってますので、嫌悪感のある方はご自身で検索してあたってください。
AIによるこうしたひとの領域への侵犯(この表現は当事者次第でしょう)はいろいろ言われていますが、古典にあたる、触れることでそうしたネガティブなものはなくなるというか、気にならなく(抽象度があがることで)なるのかなと感じる今日このごろです。