デジタルではだめですか?手書きがいいですか?〜書く瞑想
ジャーナリングやモーニングページをよく勧めてますが、よくある質問が「手書きでなきゃだめですか?デジタルでは?」というもの。
わかります。
わたしも以前はこうした(書くことの大切さ)ことに取り組むとき、どうなんだろうと思っていたので。(デジタルか手書きか)
最近はタブレットの高機能化、普及で「手書き&デジタル」という手段もポピュラーになっているようですね。
わたしは10年くらいWeb/IT業界で仕事をしていたこともあって、デジタル偏重の傾向があり(便利、手間の軽減こそ正義みたいな)、実際手書きは手間がかかるのでデジタル機器を多用することが多かったです。(つい最近まで)
そして、結論からいうと
手書きがいいです。
いや、手書きでないといけません。
です。
毛筆でなくてもいいですが。(自分に合えば、もちろん毛筆で)
便利であること。
手間がかからないこと。
このふたつもゴール(目的と読み替えてもらってもいいです)次第です。
ですから便利で手間がかからないことが、これしかないという最善策ではないということです。
あえて不便で手間がかかったほうがいいことも多いのです。
いろいろ例をあげると長くなるので、「なぜ手書きなのか」がわかりやすい実験結果を紹介します。
とあるアメリカの大学で心理学を教えている教授がした実験です。
267人の被験者を集めて目標の達成率に関する実験を行ったそうです。
実験内容は、目標を手書きしたときの達成率と、キーボードでタイプしたときの達成率の比較でした。
結果は、手書きのほうが目標達成率が42%もあがったそうです。
キーボードでタイプする場合、使う指は8本です。(動作が8種類しかないということ)
スマホだともっと少ないですね。
ということは、脳においてもその8種類の動作に対応する神経しか働かないと。
それに対して手書きの場合には1万種類もあると。(これは漢字を含む日本語だともっともっと増えるでしょう)
そのため、脳で働く神経の数ももっと増えると。
ようするに脳神経(ニューロン)とその接合部(シナプス)が、手書きすることによって建設的、創造的に刺激され、目標の達成率に大きく影響するということです。(参考書籍は『ブレイン・プログラミング』)
脳に負担をかける(コストをかけさせる)ことで達成したいという思いが強くなることも影響するかと思います。(かけさせられたコストを回収したいという性質があるので)
ということで、単純に「便利、手軽に、手早く」ということが最優先でない場合、あえて手間をかけたほうがいい場合には「手書き」にこだわりましょう。
アファメーションなんかにもいえることかと思います。口に出すだけでなく、書く、書く、書く。(さらに目につくところに貼っておく等)
アファメーションの場合には「願望」にならないよう注意して。(「願い」だと、そうではない現状を確認し、強めることになるので)
すっかり寒くなってきました。
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