ADHDに気づいたきっかけ|飲んでいる薬について
唐突ですが、私は、ADHD(注意欠如・多動症)という障害を持っています。
ADHDに気づいたのは、今年(2024年)の初めに鬱を患ったのがきっかけでした。
鬱に至った時に、自分の悩み事を書き並べて、(以前から薄々感じていたものの)自分はもしかしたらADHDなのではないかと思い、主治医に相談をし、青年期の通信簿などを提出して診断に至りました。
悩みだったことはいくつもあるのですが、そのなかでも特に悩みだったのは以下の通りです。
脳内多動
注意散漫、どんなに注意を払ってもミスをしてしまう
思ったことが口からポロッと出てしまい失言が目立つ
1つ目の「脳内多動」は、主に人と話している時に困難が生じます。
人の話に注意を向けて聞くことができず、徐々に頭の中で全く違うことを考えてしまいます。そのせいで、話の内容が理解できなかったり、唐突に話題を変えてしまったりとコミュニケーションがスムーズにできません。
なかなか対話に集中することが難しいのです。
2つ目の「どんなに注意を払ってもミスをしてしまう」は、仕事中によく発生します。
仕事で入力業務をすることが多いのですが、入力したものにミスがないかを確認するとき、注意深く確認をしてもミスをしてしまうことが多々ありました。そのミスのせいで落ち込むことも多く、その度に自責の念に駆られてしまっていました。
最後の「思ったことが口からポロッと出てしまい失言が目立つ」は、今は減りましたが幼少期の頃に多く目立ちました。
例えば、母親の知り合いを前にして相手に失礼なことを唐突に言ってしまうことがあり、母親からよく注意されたのを覚えています。悪意はないのですが、そのせいで誤解を生じさせてしまうことが小・中・高校でもしばしばありました。
今は、そういった癖を理解しているので、頻度は減りましたが、逆に失礼な発言をしてしまっていなかったか?あとで不安になってしまうことが増え、コミュニケーションに常に緊張が生じるようになりました。
これ以外にも、
忘れものが多い
スケジュール管理が苦手
時間通りに動けない
じっとしていられず手の皮を剥いてしまう
など日常生活を送る中でいくつも悩みごとがありました。
主治医によるとこういった日常生活の困難から生じるストレスが鬱になった原因の一つではないかということでした。
実際に発達障害の二次障害で鬱病を発病する人は多いそうで、発達障害を持つ人で鬱になる確率は全体の49%になるという研究結果もあるそうです。(https://www.otona-hattatsu-navi.jp/know/comorbidity/)
飲んでいる薬について
このブログを読んでくださっている方でADHDの症状を和らげる薬があるのをご存知の方は多いと思います。
私は現在、ストラテラという薬を飲んでいます。
ストラテラは、脳内の神経細胞の間で情報を伝える神経伝達物質を調節し、注意力の散漫や衝動的で落ち着きがないといったADHDに見られる症状を改善する薬です。
飲み始めて約半年が経過しました。
仕事に集中するのは、まだ抑うつ状態が回復段階なので波はありますが、人と話すときに脳内で別のことを考えたり、物忘れをするのは劇的に減りました。あと個人的に驚いたのが、時間通りに動けるようになったことです。以前は家を出ないといけないギリギリなのに別のことが気になってしまって遅刻することがあったのですが、今はそれが全くなくなりました。それが解決されただけでもこの薬に出会えてよかったです。
長々と書いてきましたが、今回は、ADHDに気づいたきっかけと飲んでいる薬についてお話ししてきました。
ちょっと暗い話が続いているので、次回は、明るい話を綴りたいと思います!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
それでは、また!