本に「答え」を求め続けた。
僕は、本に答えを求めていた時期がありました。
どこかに「正解」が必ずあると思っていたのです。
でも本に答えを求めれば求めるほど、
わからなくなりました。
どれが正解なのかを迷うようになったのです。
どれが正解なのか、を本に求め、
本を読んでいました。
あの人はAと言い、あの人はBと言う。
どっちなのかと。そうやってなにもせず、
本だけ読んでいた時期があったのです。
そして次第に本に書いてあったことしか
話せないようになっている
自分に気づきました。
一つも自分の体験が
そこにはないのです。
誰々が言っていたことしか
話せない自分がいました。
だから言ってる自分がおかしい。
違和感があるのです。
今だからわかるのですが、
体験や経験に基づいた言葉でしか、
何も伝わらないんだと思います。
ましてや、自分に響くこともありません。
正解不正解ではないのです。
自分の中にしか
自分の体験から、
自分の正解を導くしかないのです。
本に答えは書いていなかったのです。
本は自分の中の答えを導くための
キッカケを作ってくれるだけです。
合っている合っていないではなかった。
・・・
僕はここに気づくまで10年かかりました。
膨大なお金と膨大の時間を
費やしてきたような気がします。
そして気づいたことが、
これが僕の体験だったのです。
伝えることの難しいところなのですが、
本に答えを求め続けるのも悪いことじゃない。
間違っていることでもない。
ただ、それを、もうこれじゃ
ダメなんじゃないのか?
と自分で気づくところまでしないと、
自分の身にならない。
自分で見つけた答えでないと、
自分が自分でいられないのです。
誰かの意見や考えに耳を傾けるのもいい。
でも今自分がこうだと思うことを
やり続けることが
すごく大事だと思うし、
僕はそのほうが納得いく生き方が
できるようになってきました。
意固地でもいい。
間違ってていい。
間違ったまま進んで。
間違ったと本気で思ったときに変えればいい。
誰かが間違ってると言っているからって、変えなくていい。
間違い尽くせ。
尽くしたところが、自分の財産になるから。
本を読み尽くせ。
読みたいと思ったなら読め。
読まされるな。
行動が大事だと言われても
それでも本を読み続けたいなら
行動せず、読みなさい。
好きなことしなさい。
読み続けた結果わかったこと。
僕は体験が好きな人だった。
しょーいち