地域での挑戦にまつわる不安解決には何が必要か。
どうしたら成功できますか、どうしたら失敗しないですみますか、常に答えがほしいほしい、と言い続ける人がいます。それは何かに挑戦する時に思いあたる不安がものすごくあるからです。
しかしながら、そもそも論になりますが、そういう考え方なので、いつまでも成果は生まれないとも言えます。厳しい言い方になりますが、30や40になって、一度も転ばず、怪我もせず、はじめて自転車に乗れる簡単な方法を教えてほしい、というような話に近いのです。不可能なのです。最初の条件設定が。
だけど、その転ぶインパクトがとてつもなくでかい、と値踏みしすぎている人もかなり多いです。つまりちょっとの失敗で命取りになるくらいに思っている人がかなりいるということです。
地域分野で成果をあげる人とは、もうこの20年で100人以上お会いしていますが、最初から成功する方法がわかっているからやったなんて話を聞いたことはありません。まわりから大歓迎されて、称賛の中挑戦し、褒め称えられている、なんて話も聞いたことはりません。
つまりは前提として当たり前だと思っている世界観に相当な断絶があるのです。それを少し変えてみることで、可能なことって一気に拡大します。
○ 山の登り方の発想そのものが間違っている可能性がある
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