都会風は拒むが、「都会金」は拒まぬ、名ばかり地方自治という不都合な真実。
福井県池田町の7箇条については連続で解説しましたが、移住定住課題については今朝の日テレ系「スッキリ」でもコメントさせて頂きました。Twitterでも細かく発信をしていますので、そちらもぜひフォローください。
ただ本件からにじみ出る問題は、移住定住という軽いものではなく、もっと不都合な真実が裏側に控えています。地方自治の現実と、大都市、地方都市、過疎集落などに対する財源分配のあり方です。
そもそも池田町も「都会風」は拒んでいるものの、「都会金」は受け入れている現実です。
○ 「都会金」依存の現実
福井県池田町は都会風を吹かすな、とか言いながら、福井県最悪の財政状況で、地方交付是交付金をはじめとする「都会金」を受け取っていることでしょう。
都会民はこの点について知らないことがあまりに多いでしょう。
以下のように福井県池田町は自主財源は7.7%、町税だけでは6.2%似すぎず、依存財源が78.9%にまで達しています。実に8割型は他地域からの依存財源で成立している状況にあります。
このような状況についてすぐに交付金やめろまではいいませんが、このような財政構造の中で多少なり謙虚になることはできないか、と思うところではあります。
https://www.town.ikeda.fukui.jp/gyousei/gyousei/1924/p001492_d/fil/R3_kessan.pdf
○ 全国交付金漬け、名ばかり地方自治の現実
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