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ホテル八木の経営革新・5つのアプローチ〜老舗大型旅館の思い切った絞り込み再生戦略に学ぼう〜
LDLのパートナーでもあり、福井県でも有名温泉街であるあわら温泉にある老舗大型旅館「ホテル八木」の八木さんを訪ねていったので、その宿の革新と改善スピードについて書きたいと思います。
地元の老舗が頑張らなけれは地域はだめだと先日もコラムを書きましたが、まさに八木さんところはご兄弟で事業継承され、従来のやり方から大幅に経営方針を変えて成功されているケースです。
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昔と違ってご兄弟で二人三脚で経営を承継されて、しっかり革新しているのは知床の北こぶしもそのようなケースですよね。こちらもまた大きな箱の中を持ちながら、内容面での革新を続けて人気を博しています。知床観光なら北こぶしですね。
元からの大きな箱がありながらも、その経営革新に投資できるものは過去の経営状況からにして限りがある。様々な再生パターンがあるのですが、その中でもホテル八木はまた独特の選択をしているなーと関心したのであります。観光地における地域活性化は単に客を呼び込むだけでなく、このように老舗旅館などの抜本的な経営革新がなければなりません。
結局そういう本丸のことを放置して、単に客寄せイベントを補助金でやったところで、一過性でしかなく、結果として廃墟ばかりになっている古株温泉街って結構ありますよね。商店街活性化でもそうなんですが、地域において自分たちの本業についてさらけ出さずに、表面的なことばかりやっているとやはりおかしくなるんです。
重要なのは本業の立て直しであり、高付加価値化であります。
○ ホテル八木の経営革新・5つのアプローチ
八木さんと話をし、宿泊して感じた工夫の中でなるほどな、と思わされた5つの工夫について順番に解説していきます。
(1)改築なく部屋数を減らす
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