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バックオフィスマインドはいけない。

世の中はすべて営業であり、黒字化をしなくてはならないという精神が大切。

経理でも、従来の非効率なやり方をいかに変えて工数を減らすか、これからの季節ならば年末調整を可能な限り簡略化できる仕組みを作るか、とか発想するのだって、去年より社員や経理関係の工数が減れば、その分儲けが増えるのと同じ。

総務だって会議室の予約などの社内取引をちゃんと管理会計でわかるようにしたり、はたまた社内においてある自販機一つとっても稼ぎにどうつなげるかと考えたり、会社の持つ資産のさらなる有効活用をしようと思えば様々な可能性がある。

しかしながらバックオフィスマインドになると、言われたことをやる、というお話で終わっている場合が多い。私は営業ではないから儲けとかは出せないとか、そういう精神ではどんどん非効率かつカネばかりかかり、組織全体が赤字に転落していくきっかけとなる。

あとは最終責任者意識。任せている、私は担当ではない、というような他人事精神で、自分で数字を見ない、儲けを出すという意識がない、それはあの人の責任範囲という姿勢であるならば危険なのです。

結局自分は何もわからない中で会社経営に乗り出したこともあり、最初は非常に苦心をしたのですが、それはこういう最終責任者として営業機会を常に探し、どうにかして黒字化するという習慣が高校時代までには身についていなかったからだと思っています。高校から大学にかけてそのスタンスが明確化し、習慣化したと思っています。お詰められてようやく日夜そういうのが気になるようになったなと思います。他人のカネ預かってビジネスをやっていくということでのストレスは半端ないわけですが、だからこそ思考が変わるくらい考えるようになったのです。

商店会のイベントでも、とある地域の商材販売を担当させられた高校2年のとき、うまくいかずに黒字化できずにしょげていたわけですが、それはなぜか、何らかの商品を販売して黒字化をするということすらできないという自分と向き合ったからです。地域振興で、別にそこが儲けろとか、そういうこと全く言われていなかったのですが、金勘定も合わない、ましては仕入れた数と販売数の管理がせいぜいで、儲けなんて全く出ないということがあまりに情けなく、責任を感じて懇親会にもいかなかったのです。会長から「しょげても誰も助けてくれないぞ。困った時こそ楽しく明るくしっかり次やるんだ」と言われたのを思い出します。ただ黒字化してよりその地域にお金を支援として送れるようにしたいと考え、工夫をしたことはその後にも生きていくことになりました。

単に作業的にやるということは仕事ではないのです。仕事は常に目的を意識し、それに合致するやり方を提案し、実行するということ。そして継続可能な形にしていく。
継続には多様な形での黒字化がマストです。誰かが俺は別に赤字を無意識的にでも放置していくようなことになれば、継続性は失われます。関係者一同で気合を入れ直してやらないとだめだということです。


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